実証試験計画のデータを入力する

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情報を入力し、検定の計画を作成して、試験時間に特定の故障数のみ発生することを実証します。計画する情報は、計画の詳細、専門家の意見、小規模な予備実験などの情報に由来します。

  1. 実証する最小値で、試験に使用する基準を選択して、合格の最小値を入力します。
    • 尺度 (ワイブルまたは指数) または位置 (他の分布):ワイブル分布および指数分布の最小尺度や、その他の分布の最小位置を実証する場合に選択します。ここで、尺度か位置の値を入力します。
    • 百分位数:最小百分位数を実証する場合に選択します。百分位数に百分位数を入力します。たとえば、検定で製品寿命の期間を実証するには、時間数やサイクル数などの時間の単位を入力します。パーセントに0~100の百分位を入力します。たとえば、信頼性を実証するには、タービンエンジンの燃焼室は、少なくとも2000サイクルを単位とする最初の百分位となる必要があります。
    • 信頼性:信頼性の最小値を実証する場合に選択します。信頼性に0~100の数値を入力します。時間に信頼性の値と関連する時間を入力します。
    • MTTF:故障までの平均時間(MTTF)を実証する場合に選択します。次に、MTTFの値を入力します。MTTFは項目の平均寿命で、打ち切り観測値も考慮した分布の論理的な中心値の推定に基づいています。詳細については、平均故障時間(MTTF)とはを参照してください
  2. 許容される最大故障数に、試験で許容する最大故障数を示す1つ以上の値を入力します。 0を入力すると、最小のサンプルサイズと試験時間になります。ただし、1回でも故障が発生すると、実証試験は不合格となり、期待する信頼性を達成できないという結論になります。詳細は、m故障試験と0故障試験の違いとはを参照してください。
  3. 計画にサンプルサイズや試験時間を入力するかどうかを示すオプションを選択します。入力していないプロパティの値はMinitabによって計算されます。
    • サンプルサイズ:試験に使用可能なユニット数を示す1つ以上の値を入力します。
    • 各ユニットに対する試験時間:試験に使用可能な時間を示す1つ以上の値を入力します。

    許容される最大故障数とサンプルサイズ、または許容される最大故障数と試験時間を組み合わせて、試験計画を作成します。各プロパティに複数の値を入力することで、複数の試験計画を作成し、結果を比較することができます。

  4. 分布仮定で、分布から、データをモデル化する分布を選択します。 工程の知識での判断に基づくか、分布の適合の評価を使用します。詳細は、信頼性分析における分布の適合を参照してください。
  5. 形状 (ワイブル) または尺度 (他の分布)に、ワイブル分布の形状の値または他の分布の尺度の値を入力します。指数分布を使用する場合、値は入力しないでください。指数分布の場合は、形状値は1であるとみなされます。 再設計したシステムを検定する場合、頻繁に経験値を使用して、分布の形状パラメータまたは尺度パラメータを推定できます。経験値は再設計による影響を受けないため、しばしば良好な推定値となります。
    注意

    パラメータの推定値が正しくない場合、試験計画のサンプルサイズや試験時間が正確にならない場合があります。パラメータ値が確実なものではない場合、仮定されるパラメータが含まれる可能性が高い範囲を使用して試験計画分析の繰り返しを検討します。異なる分析からの結果は、仮定されるパラメータに対するサンプルサイズや試験時間の感度を特定するのに役立ちます。