平均故障時間(MTTF)とは何ですか?

信頼性分析におけるMTTFとは、ある製品が故障するまでの正しく機能する平均時間です。これは製品の平均寿命です。

打ち切りデータでは、データの算術平均は信頼できる中心値とはなりません。これは少なくとも一部の故障時間が未知であるためです。MTTFでは、打ち切り観測値も考慮した分布の論理的な中心値が推定されます。

MTTFは、次のような複数の目的に使用できます。
  • 実証試験計画において再設計されたシステムが旧システムより優れているかどうかを判断する。
  • 分布がデータに適切に適合する場合に、分布の中央の測度として使用する。
  • 選択した分布を分布識別プロットと比較する。

たとえば、自動車のタイヤの耐久性をマイル単位で調べたとします。結果の分布IDプロットを作成し、以下のMTTF表が得られます:

MTTF表




95%正規信頼区間
分布平均標準誤差下限上限
ワイブル69545.4629.3468322.870789.9
対数正規72248.61066.4270188.474369.3
指数75858.82865.1870446.081687.6
最小極値69473.1646.6468205.770740.5

ワイブル分布と最小極値分布では、約69500と、類似したMTTFが出力されました(表の「平均」の列)。指数分布のMTTFが最も大きく、75858.8です。

すべての分布が適切に適合する場合、わずかにMTTFが良い対数正規分布または指数分布を選択します。