Minitabには3つのリンク関数が用意されており、ポアソン応答モデルへの広範なクラスへの適合ができます。データへ良好に適合がするリンク関数を選択する必要があります。出力結果の適合度の統計量を調べ、異なるリンク関数を使用してモデルがどの程度データに適合するかを比較できます。それまでの経緯やその分野において特別な意味をもつという理由で、リンク関数を選択することもできます。詳細はリンク関数とはを参照してください。
恒等リンク関数を使用したポアソンモデルの当てはめの結果は、回帰モデルの適合の結果とは一致しません。ポアソンモデルの当てはめでは、最尤推定法を使用します。回帰モデルの適合では最小二乗推定法を使用します。
重みでは、重み付き回帰を実行する場合に、重みを含む数値列を入力します。重みはゼロ以上の数でなければなりません。重み列の行数と応答列の行数は同じでなければなりません。適切な重みの決定に関する詳細は、重み付き回帰.を参照してください。
係数と適合値の信頼区間の信頼水準を入力します。
通常、95%の信頼水準が適切です。95%の信頼水準は、母集団から100個のランダムサンプルを採取した場合、サンプルのうちおよそ95個の信頼区間に平均応答が含まれることを示しています。与えられたデータセットにおいて、信頼水準の値を低くすると信頼区間が狭くなり、信頼水準を高くすると信頼区間が広くなります。
信頼区間を表示するには、結果サブダイアログボックスに移行し、結果の表示から拡張表を選択します。
両面区間または片側境界を選択できます。信頼水準が同じ場合、境界は、区間よりも点推定に近くなります。上側の境界から、下側の境界になる可能性のある値は得られません。下側の境界から、上側の境界になる可能性のある値は得られません。
たとえば、一定時間内に来院する患者数の平均が4.58とします。複数の将来観測値における平均事象数の95%信頼区間は2.7~6.5です。平均の95%の上側信頼限界は6.2であり、限界が予測平均に近いため、より正確になります。