タグチ計画を分析(動的)の概要

応答の変動を最小化し、製品が雑音因子の変化の影響を受けないようにできる、工程内の制御可能な因子をタグチ計画を分析(動的)を使用して特定します。

動的計画には信号因子があり、信号因子と出力応答の関係を改善することが目的です。詳細はタグチ計画を参照してください。

データを分析する前に、タグチ計画を作成またはカスタムタグチ計画の定義を使用してワークシートに計画を入力、または定義する必要があります。また、ワークシートに少なくとも1列の応答列を追加する必要があります。

たとえばある自動車部品メーカーのチームが、樹脂パーツの寸法が必ず均一になるようにしたいと考えているとします。技師たちは射出温度、射出圧力、素材などの制御因子を特定しました。湿度や鋳型の摩耗などの雑音因子も特定しています。また、鋳型寸法の信号因子も特定しました。応答はパーツの寸法です。工程には信号因子が含まれるため、技師たちは動的タグチ計画を分析します。

データを分析した後、タグチ計画の結果を予測するからタグチ実験のモデルを使用して、選択した因子設定のSN比と応答特性を予測できます。

この分析の場所

統計 > 実験計画法(DOE) > タグチ > タグチ計画の分析

他の分析を使用する場合

信号因子がない場合は、タグチ計画を分析(静的)を使用します。