ブレーキアセンブリの各要素の許容限界を設定しようとしています。
次の事柄も実行しようとしています。
- 許容限界に関する自身の推測からの統計量と、この手順で計算された統計量を比較する
- Gapの上方規格限界および下方規格限界を入力して、Gapの幅を制限する
許容限界の工程は2つのパートに分かれています。このトピックで説明する最初のパートでは、Gap合算の計算を使用します。このコマンドでの出力はGap合算の割り当てを使用する2番目の工程をどのように行うかを決定します。この例での2番目のパートについてはGap合算の割り当ての例を参照してください。
- ファイルを開きます。ブレーキ.MTW. (ワークシートの説明は、Six Sigma Moduleのヘルプで使用されるデータセットを参照してください。
- を選択します。
- 要素名に、要素を入力します。平均に、平均を入力します。
- 方向性ベクトルに、「方向ベクトル」を入力します。標準偏差に、「標準偏差」を入力します。
- 長期PPMに、「3.397673」と入力します。これはデフォルト値で、長期Gap Z = 4.5の場合に対応します。
- Gap仕様で、下側規格に0.001を入力します。上側規格に、0.251を入力します。
- オプションをクリックします。
- 複雑度に複雑度と入力します。
- 下側規格に、下限を入力します。上側規格に、上限を入力します。
- 各ダイアログボックスでOKをクリックします。
結果を解釈する
長期Gap ベンチマークZ は3.77です。ただし、アセンブリGapに対する長期PPMの目標を達成するには、値が4.5でなければなりません。
Gap合算統計の表には、Gapの平均合算と分散合算が表示されています。割り当てる平均合算はありません。これは、この例では短期Gap平均がGapの両規格限界の中点に等しいからです。これが起こると、平均合算は必ず0に等しくなります。分散合算は−0.0002839で、これは長期Gap分散を0.0002839減らす必要があることを意味します。これを達成するには、分析の第2段階である割り当てを実行する必要があります。