ポアソン分布の工程能力分析の概要

ポアソン分布の工程能力分析を使用して、単位当たりの欠陥率(DPU)が顧客の要件を満たすかどうかを判断します。この分析は、各項目で欠陥数を数え、各項目に複数の欠陥がある可能性がある場合に使用します。この分析方法を使用することにより、次の分析を行うことができます。

  • 工程が正常に管理されているかどうかを判断します。
  • 各サンプルのユニットあたりの欠陥率およびすべてのサンプルのユニットあたりの欠陥率(DPU平均値)を推定します。
  • DPUが安定しているかどうかを評価します。

たとえば、繊維メーカーが、繊維の欠陥率が規格を満たすかどうかを分析するとします。繊維メーカーは、ポアソン工程能力分析を使用して、繊維100ヤードあたりの欠陥数を判断し、欠陥率が安定しているかどうかを評価します。

この分析の場所

ポアソン工程能力分析を実行するには、統計 > 品質ツール > 工程能力分析 > ポアソンを選択します。

他の分析を使用する場合

各単位が不良か非不良かどうかのみを判定できる場合は、二項工程能力分析を使用して不良品の割合を評価します。