各因子水準または因子水準の組み合わせに対する標準偏差の適合自然対数です。
平均表を使い、因子水準間の統計的に有意な差を把握します。各因子水準の値は、各母集団の標準偏差の対数の推定値です。統計的に有意な項に対する因子水準の標準偏差間の差を探します。
主効果として、表は各因子内のグループとその対数標準偏差が表示されます。交互作用効果としては、すべての因子水準の組み合わせが表示されます。交互作用項が統計的に有意な場合は、主効果の解釈では必ず交互作用効果も考慮してください。
これらの結果では、平均表は断熱材の強度が材質、射出圧力、射出温度、および冷却温度によってどのように変動するかを表しています。材料は唯一、水準0.05において統計的に有意な因子です。しかし、材料と射出圧力間の交互作用もまた水準0.05において統計的に有意なため、交互作用効果を考慮することなしに材料の主効果を解釈しないでください。
材料タイプと射出圧力の交互作用では、製法2が使用され、射出圧力が150に設定されると、強度の標準偏差(0.4840)はより低くなります。材料タイプでは、製法1(2.2757)より製法2(0.8716)が使用されるときに強度の標準偏差がより低くなります。
平均の標準誤差(平均のSE)では、同じ母集団から繰り返しサンプルを抽出した場合に得られるサンプル間の変換済み平均の変動性が推定されます。平均の標準誤差によってサンプル間の変動性が推定されるのに対し、標準偏差では単一サンプル内の変動性が測定されます。
平均の標準誤差を使用し、適合値によって標準偏差の対数がどれほど正確に推定できるかを判断します。
平均の標準誤差の値が小さいほど、標準偏差の推定値の精度が高いことを示します。サンプルサイズは大きいほど平均の標準誤差が小さくなり、標準偏差の推定値の精度は高くなります。
適合値(元)は、各因子水準または因子水準の組み合わせに対する適合標準偏差の値です