属性の一致性分析の例

ある布プリント会社の布検査者は綿織物のプリント品質を1~5段階で評価します。品質エンジニアは、検査者の評価の一貫性と正確性を評価したいと考えています。エンジニアは、4人の検査者に50枚の布地サンプルのプリント品質を2回重要なで評価するよう依頼します。

このデータには各サンプルの既知の標準が含まれるため、品質エンジニアは評価の一貫性と正確性を他の検査者と比較すると共にこの標準と比較することもできます。

  1. サンプルデータ布プリント品質.MTWを開きます。
  2. 統計 > 品質ツール > 属性の一致性分析を選択します。
  3. データの配列で、 属性列を選択し、 応答を入力します。
  4. サンプル列サンプルを入力します。
  5. 検査者検査者を入力します。
  6. 既知の標準/属性標準を入力します。
  7. 属性データは順序カテゴリを選択します。
  8. OKをクリックします。

結果を解釈する

検査者内表
各検査者は各サンプルを2回以上評価するため、エンジニアは各検査者の一貫性を評価できます。
検査者の一致率は、Amandaの100%からEricの86%まで、すべて良好です。
すべての検査者およびすべての応答に対して、α = 0.05でFleissのκ統計量のp値は0.0000です。したがって、一致は偶然の所産であるという帰無仮説を棄却できます。
この例では順序評価が用いられているため、エンジニアはKendallの一致係数を調べます。すべての検査者のKendallの一致係数は、0.98446から1.000の範囲にあり、一致度が高いことを示しています。
各検査者対標準表
各サンプルには既知の標準があるため、エンジニアは各検査者の評価の正確性と一貫性を評価できます。
各検査者が50個の布地サンプルを評価しました(検査数)。Amandaは試行全体で47サンプルについて正しく評価しました(一致数)。一致比率は94%です。Ericは試行全体で41サンプルについて正しく評価しました。一致比率は82%です。
すべての検査者およびすべての応答に対して、α = 0.05でFleissのκのp値は0.0000です。したがって、一致は偶然の所産であるという帰無仮説を棄却できます。
すべての検査者のKendallの相関係数は、0.951863から0.975168の範囲にあり、標準との一致度が高いことが確認できます。
検査者間表
検査者間表は、サンプル50個中37個で検査者間の評価が一致していることを示しています。
全体のκ値は0.881705で、検査者間の評価の絶対一致度が高いことを示しています。Kendallの一致係数は0.976681で、関連性が強いことを確認できます。
検査者間統計量では、検査者の評価と標準との比較は行われません。検査者間で評価が一貫していても、これらの統計量は評価が正しいかどうかを示すものではありません。
すべての検査者対標準表
各サンプルには既知の標準があるため、エンジニアはすべての検査者の評価の正確性を評価できます。
すべての検査者の評価は50個中37個が既知の標準と一致しており、一致比率は74.0%です。
全体のκ値は0.912082で、検査者と標準の間で評価の絶対一致度が高いことを示しています。Kendallの一致係数は0.965563で、関連性が強いことを確認できます。
すべての検査者対標準の統計量では、検査者の評価と標準を比較します。エンジニアは、検査者の評価が一貫していて正確であると結論付けることができます。

出力のp値0.0000は四捨五入されています。ただし、p値は非常に低く、0.00005より小さい値であると問題なく結論付けることができます。

応答の属性の一致性分析

検査者内

評価一致 検査者 検査数 一致数 パーセント 95 %信頼区間 Amanda 50 50 100.00 (94.18, 100.00) Britt 50 48 96.00 (86.29, 99.51) Eric 50 43 86.00 (73.26, 94.18) Mike 50 45 90.00 (78.19, 96.67) 一致数:検査者の試行の結果にばらつきがなくなりました。
Fleissのκ統計 検査者 応答 κ SE Kappa z値 P(vs > 0) Amanda 1 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 2 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 3 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 4 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 5 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 全体 1.00000 0.071052 14.0741 0.0000 Britt 1 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 2 0.89605 0.141421 6.3360 0.0000 3 0.86450 0.141421 6.1129 0.0000 4 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 5 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 全体 0.94965 0.071401 13.3002 0.0000 Eric 1 0.83060 0.141421 5.8733 0.0000 2 0.84000 0.141421 5.9397 0.0000 3 0.70238 0.141421 4.9666 0.0000 4 0.70238 0.141421 4.9666 0.0000 5 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 全体 0.82354 0.071591 11.5034 0.0000 Mike 1 1.00000 0.141421 7.0711 0.0000 2 0.83060 0.141421 5.8733 0.0000 3 0.81917 0.141421 5.7924 0.0000 4 0.86450 0.141421 6.1129 0.0000 5 0.86450 0.141421 6.1129 0.0000 全体 0.87472 0.070945 12.3295 0.0000
Kendallの一致係数 検査者 係数 カイ二乗 自由度 p値 Amanda 1.00000 98.0000 49 0.0000 Britt 0.99448 97.4587 49 0.0000 Eric 0.98446 96.4769 49 0.0001 Mike 0.98700 96.7256 49 0.0001

各検査者対標準

評価一致 パーセ 検査者 検査数 一致数 ント 95 %信頼区間 Amanda 50 47 94.00 (83.45, 98.75) Britt 50 46 92.00 (80.77, 97.78) Eric 50 41 82.00 (68.56, 91.42) Mike 50 45 90.00 (78.19, 96.67) 一致数: 検査者の試行評価が既知の標準と一致しました。
Fleissのκ統計 検査者 応答 κ SE Kappa z値 P(vs > 0) Amanda 1 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 2 0.83060 0.100000 8.3060 0.0000 3 0.81917 0.100000 8.1917 0.0000 4 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 5 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 全体 0.92476 0.050257 18.4006 0.0000 Britt 1 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 2 0.83838 0.100000 8.3838 0.0000 3 0.80725 0.100000 8.0725 0.0000 4 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 5 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 全体 0.92462 0.050396 18.3473 0.0000 Eric 1 0.91159 0.100000 9.1159 0.0000 2 0.81035 0.100000 8.1035 0.0000 3 0.72619 0.100000 7.2619 0.0000 4 0.84919 0.100000 8.4919 0.0000 5 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 全体 0.86163 0.050500 17.0622 0.0000 Mike 1 1.00000 0.100000 10.0000 0.0000 2 0.91694 0.100000 9.1694 0.0000 3 0.90736 0.100000 9.0736 0.0000 4 0.92913 0.100000 9.2913 0.0000 5 0.93502 0.100000 9.3502 0.0000 全体 0.93732 0.050211 18.6674 0.0000
Kendallの相関係数 検査者 係数 SE Coef z値 p値 Amanda 0.967386 0.0690066 14.0128 0.0000 Britt 0.967835 0.0690066 14.0193 0.0000 Eric 0.951863 0.0690066 13.7879 0.0000 Mike 0.975168 0.0690066 14.1256 0.0000

検査者間

評価一致 パーセ 検査数 一致数 ント 95 %信頼区間 50 37 74.00 (59.66, 85.37) 一致数: すべての検査者の評価が互いに一致しました。
Fleissのκ統計 応答 κ SE Kappa z値 P(vs > 0) 1 0.954392 0.0267261 35.7101 0.0000 2 0.827694 0.0267261 30.9695 0.0000 3 0.772541 0.0267261 28.9058 0.0000 4 0.891127 0.0267261 33.3429 0.0000 5 0.968148 0.0267261 36.2248 0.0000 全体 0.881705 0.0134362 65.6218 0.0000
Kendallの一致係数 係数 カイ二乗 自由度 p値 0.976681 382.859 49 0.0000

すべての検査者対標準

評価一致 パーセ 検査数 一致数 ント 95 %信頼区間 50 37 74.00 (59.66, 85.37) 一致数: すべての検査者の評価が既知の標準と一致しました。
Fleissのκ統計 応答 κ SE Kappa z値 P(vs > 0) 1 0.977897 0.0500000 19.5579 0.0000 2 0.849068 0.0500000 16.9814 0.0000 3 0.814992 0.0500000 16.2998 0.0000 4 0.944580 0.0500000 18.8916 0.0000 5 0.983756 0.0500000 19.6751 0.0000 全体 0.912082 0.0251705 36.2362 0.0000
Kendallの相関係数 係数 SE Coef z値 p値 0.965563 0.0345033 27.9817 0.0000
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