マクロは、一連のMinitabセッションコマンドを含むテキストファイルです。マクロを使用して、繰り返し作業(たとえば、月次レポートの作成)を自動化したり、Minitabの機能を拡張したり(たとえば、特殊な検定統計量の計算)できます。
Minitabでは、次のタイプのマクロを利用できます。
- グローバルマクロ(.MACファイル)
- アクティブなワークシートのデータを分析および操作できます。ただし、アクセスする列、定数、および行列のIDはマクロの中で指定する必要があります。そのため、マクロを実行するたびに同じようにワークシートを設定する必要があります。
- ローカルマクロ(.MACファイル)
- 引数の使用や独自のサブコマンドを持つため、グローバルマクロよりも強力で柔軟です。ユーザーは、マクロ実行時に処理するデータを指定することもできます。ただし、ローカルマクロは、グローバルマクロよりも記述が複雑です。
- Execファイル(.MTBファイル)
- より簡単な形式のMinitabマクロです。Execは、制御ステートメントを含めたり、実行時の引数やサブコマンドを受け入れたりすることはできません。Execファイルは、実行したばかりの一連のコマンドを再実行する場合に便利です。