ここでは、いくつかの一般的なマクロのグラフに関する質問に回答します。マクロの作成と実行に関する完全なガイダンスは、Minitabマクロのヘルプを参照してください。

色/記号/ラインのタイプの番号コード化方式は何ですか。

Minitabヘルプにはさまざまなコードを説明したトピックがあります。こうしたトピックはMinitabセッションコマンドのヘルプで検索できます。PDFドキュメントで次のトピックを確認します。
  • セッションコマンドで使用する色の数
  • セッションコマンドで使用する塗りつぶし種類の数
  • セッションコマンドで使用する線の種類の数
  • セッションコマンドで使用する記号やマーカーの数

コマンドを使用してMinitabのグラフをJPEG、PNG、TIF、またはWindows BMPファイルとして保存するにはどうすればよいですか。

セッションコマンド、GSAVEサブコマンド、および該当するグラフィックスフォーマットサブコマンドを使用してグラフを作成します。たとえば、列C1のヒストグラムを作成し、グラフをJPEGとしてC:ドライブのルートにDefectsというファイル名で保存する場合、 次のコマンドを使用します。

HIST C1;
GSAVE "C:\Defects";
JPEG.

デフォルトのグラフファイルはPNG(Portable Network Graphics)として保存され、これはPNGCのサブコマンドになっています。TIFF(Tagged Image File Format)の場合、サブコマンドTIFCを使用します。Windows BMP(Windows Bitmap)の場合、BMPCを使用します。

マクロでは、GSAVEがCALLなどの他のコマンド内で使用されていることがあります。そのような場合、ここで説明したJPEGなどのグラフィックスフォーマットサブコマンドは挿入しないでください。

記述したマクロからグラフを印刷するにはどうすればよいですか。

Minitab 19以降では、出力を物理プリンターに送信するマクロは使用できません。

ローカルマクロで作成するグラフのフットノートとして今日の日付(または今日の日付と時間)を使用するにはどうすればよいですか。

たとえば、YIELDという列のヒストグラムの脚注として現在の日付を入れるとします。

次の手順では、YIELDおよびTMPDATEという列とDATEという定数がローカルマクロの宣言セクションに記述されていて、列YIELDにデータが含まれていることを前提としています。

  1. TODAY()関数を使用して現在の日付を列に保存します。
    LET TMPDATE = TODAY()

    グラフに現在の日付と時間を使用するには、TODAY()の代わりにNOW()を使用します。

  2. この列がテキスト列としてフォーマットされるようにデータ型を変更します。
    TEXT TMPDATE TMPDATE
  3. 日付を定数として保存します。
    LET DATE = TMPDATE
  4. FOOTNOTEサブコマンド内でこの定数を使用します。
    HIST YIELD;
    FOOTNOTE DATE.

グラフが作成された後の一時停止を制御するには、どのようにマクロを記述しますか。

Minitab 19以降にこの機能はありません。

最後のグラフまたはすべてのグラフを閉じるセッションコマンドはありますか。

Minitab 19以降にこの機能はありません。個々の出力タブを閉じるには、タブ上にあるXをクリックします。出力ペイン内の個々のグラフを削除するには、グラフを右クリックして削除を選択します。閉じたタブは再び開くことができますが、削除したグラフを元に戻すことはできません。

GSAVEやWTITLEなどのサブコマンドが含まれないグラフに対してこれらのサブコマンドを使用するにはどうすればよいですか。

GSAVEやWTITLEなどのサブコマンドが含まれないグラフに対して、LAYOUTコマンドと共に使用すれば、これらのサブコマンドを使用できます。

GSUMMARYに対するGSAVEとWTITLEの使用

[統計] > [基本統計] > [記述統計グラフ要約]

C1の記述統計グラフ要約をJPEGとしてYIELD.JPGという名前でC:\My Statisticsに保存し、グラフのタイトルバーに「サンフランシスコ」と表示する場合、 次のコマンドを使用します。
LAYOUT;
GSAVE "C:\My Statistics\YIELD.JPG";
JPEG;
WTITLE "San Francisco".
GSUMMARY C1
ENDLAYOUT.

GageRRに対するGSAVEとWTITLEの使用

[統計] > [品質ツール] > [ゲージの分析] > [ゲージのR&R分析(交差)]

次のゲージR&R(交差)コマンドを実行するとします。
GageRR;
Parts 'Part';
Opers 'Operator';
Response 'Measurement';
Studyvar 6.
グラフをJPEGとしてGageRR.JPGという名前でQ:\Projectに保存し、グラフのタイトルバーに「ゲージ1」と表示する場合、 次のコマンドを使用します。
LAYOUT;
GSAVE "Q:\Project\GageRR.JPG";
JPEG;
WTITLE "Gage 1".

GageRR;
Parts 'Part';
Opers 'Operator';
Response 'Measurement';
Studyvar 6.

ENDLAYOUT.