Python APIリファレンス

Python用のmtbpyモジュールのクラスとメソッドに関するドキュメントです。

Minitab統計ソフトウェアへのPythonのインテグレーションを達成するために、Minitab, LLC.はmtbpyモジュールを提供します。以下にmtbpyモジュールのクラスとメソッドについて説明します。これはMinitabに組み入れるPythonコードを書き込むための準備になります。

MinitabのPythonモジュールのインストール方法とMinitabからのPythonの実行方法の詳細については、PythonをインストールしてMinitab統計ソフトウェアと共に使用するを参照してください。

Pythonの詳細については、www.python.orgで入手可能なガイダンスを参照してください。

Module: mtbpy

Class: mtb_instance

以下は、mtb_instanceクラスのメソッドです。

get_column

Minitabワークシートから列を取得してPythonで使用します。

column_name: string
取得する列を指定します。列番号 ("C1" など) または列名 ("My Column" など) を指定できます。
戻り値
アクティブなワークシートのデータ列をPythonlistとして返します。listはテキストまたは数値を含むことができます。
from mtbpy import mtbpy column1 = mtbpy.mtb_instance().get_column("C1") column2 = mtbpy.mtb_instance().get_column("My Column")

get_constant

Minitabワークシートから定数を取得してPythonで使用します。

constant_name: string
取得する定数を指定します。定数 ("K1" など) または定数名 ("My Constant" など) を指定できます。
戻り値
テキストまたは数値の定数を返します。
from mtbpy import mtbpy constant1 = mtbpy.mtb_instance().get_constant("K1") constant2 = mtbpy.mtb_instance().get_constant("My Constant")

get_matrix

Minitabワークシートから行列を取得してPythonで使用します。

matrix_name: string
取得するマトリックスを指定します。行列番号 ("M1" など) または行列名 ("My Matrix" など) を指定できます。
戻り値
行列からのデータの列をlistsPythonlistとして返します。
from mtbpy import mtbpy matrix1 = mtbpy.mtb_instance().get_matrix("M1") matrix2 = mtbpy.mtb_instance().get_matrix("My Matrix")

add_message

Minitab出力ペインにメッセージを追加します。

message: string
表示するメッセージを指定します。
戻り値
None
from mtbpy import mtbpy mtbpy.mtb_instance().add_message("This is a message.")

set_note

Minitab出力ペインの上部に注釈を設定します。

message: string
表示するテキストを指定します。
戻り値
None
from mtbpy import mtbpy mtbpy.mtb_instance().set_note("The output contains one note.")

set_note

Minitab出力ペインの上部にタイトルを設定します。

title: string
表示するテキストを指定します。
戻り値
None
from mtbpy import mtbpy mtbpy.mtb_instance().set_title("The output contains one title.")

add_image

サポートされているイメージファイルがある場合、Minitab出力ペインに画像を追加します。

path: string
イメージへのパスを指定します。
戻り値
None
from mtbpy import mtbpy import numpy as np import matplotlib.pyplot as plt N_points = 1000 n_bins = 50 x = np.random.randn(N_points) y = .4 * x + np.random.randn(N_points) + 5 fig, axs = plt.subplots(1, 2, sharey=True, tight_layout=True) axs[0].hist(x, bins=n_bins) axs[1].hist(y, bins=n_bins) fig.savefig("histogram.png") mtbpy.mtb_instance().add_image("histogram.png")

add_image_bytes

バイトオブジェクトがある場合、画像をMinitab出力ペインに追加します。

data: bytes
イメージのデータのバイト数を指定します。たとえば、パラメーターとして bytes 配列を入力できます。
戻り値
None
from mtbpy import mtbpy image_data = b'\x89PNG\r\n\x1a\n\x00\x00\x00\rIHDR\x00\x00\x00\t\x00\x00\x00\t\x08\x02\x00\x00\x00o\xf3\x91G\x00\x00\x00\x01sRGB\x00\xae\xce\x1c\xe9\x00\x00\x00\x04gAMA\x00\x00\xb1\x8f\x0b\xfca\x05\x00\x00\x00\tpHYs\x00\x00\x0e\xc3\x00\x00\x0e\xc3\x01\xc7o\xa8d\x00\x00\x00"IDAT\x18Wc\xd8a\xbb\x8b\x81\x01\'I\xba\x04\x01i\x9c\x12\x04\xa4qJ\x10\x90\xc6)\xb1\xc3v\x17\x00\xfc\x0bE\x08o,\xff\xe2\x00\x00\x00\x00IEND\xaeB`\x82' mtbpy.mtb_instance().add_image_bytes(image_data)

add_table

表をMinitab出力ペインに追加します。

columns: list of lists
行列からのデータの列をlistslistとして指定します。
headers: list (Optional)
表の列ヘッダーを指定します。デフォルトheaders は空の listです。
title: string (Optional)
表のタイトルを指定します。デフォルトのtitle""です。
footnote: string (Optional)
表の下の脚注を指定します。デフォルトのfootnote""です。
戻り値
None
from mtbpy import mtbpy mytitle = "My table title" myheaders = ["Header for column 1", "Header for column 2"] mycolumns = [[1,1,1],[2,2,2]] myfootnote = "My footnote for the table." mtbpy.mtb_instance().add_table(columns=mycolumns, headers=myheaders, title=mytitle, footnote=myfootnote)

Minitabの日付フォーマットをUnixの日付フォーマットに変換するコードの例

デフォルトでは、MinitabはPythonとは異なるdatetimeフォーマットを使用します。MInitabdatetimeフォーマットをUnixdatetimeフォーマットに変換するには、次のコードを使用します。
from datetime import datetime, timedelta def minitab_to_unix_datetime(pOrdinal, pEpoch0=datetime(1899, 12, 30)): return(pEpoch0 + timedelta(days=pOrdinal))