この棒グラフは各カテゴリのカイ二乗統計量全体への寄与度をプロットします。最大の寄与から最小の寄与まで、寄与別にカテゴリを並べる図を選択します。
観測値と期待値に大きな差のあるカテゴリは、カイ二乗統計量全体への寄与度を大きくします。
各カテゴリの観測値および期待値を示す棒グラフを用いて、特定のカテゴリで差があるかを判別します。
観測度数と期待度数の間の差が統計的に有意であると判断した場合、どのカテゴリで観測値と期待値の差が最大かを判定するのに、この棒グラフを用いることができます。
個別のカテゴリ寄与度を用いて、総カイ二乗統計量がどの程度、各カテゴリの観測値と期待値の差に起因しているのかを計ります。
Minitabでは、各カテゴリのカイ二乗統計量への寄与度が、そのカテゴリの期待値で割った、カテゴリの観測値と期待値の差の平方として計算されます。カイ二乗統計量はすべてのカテゴリのこれらの値の和です。
観測値と期待値に大きな差のあるカテゴリは、カイ二乗統計量全体への寄与度を大きくします。
カテゴリ | 観測値 | 検定比率 | 期待 | カイ二乗への寄与度 |
---|---|---|---|---|
S | 25 | 0.1 | 22.5 | 0.277778 |
M | 41 | 0.2 | 45.0 | 0.355556 |
L | 91 | 0.4 | 90.0 | 0.011111 |
XL | 68 | 0.3 | 67.5 | 0.003704 |
N | 自由度 | カイ二乗 | p値 |
---|---|---|---|
225 | 3 | 0.648148 | 0.885 |
カイ二乗適合度検定の自由度は、カテゴリ数–1になります。
Minitabでは、自由度を使用してp値を判断します。研究のカテゴリが多いほど、自由度が高くなります。
これらの結果では、自由度(DF)は3です。
N | 自由度 | カイ二乗 | p値 |
---|---|---|---|
225 | 3 | 0.648148 | 0.885 |
Nは総サンプルサイズです。Nは観測度数全ての和に等しいです。
これらの結果では、総サンプルサイズ(N)は225です。
カテゴリ | 観測値 | 検定比率 | 期待 | カイ二乗への寄与度 |
---|---|---|---|---|
S | 25 | 0.1 | 22.5 | 0.277778 |
M | 41 | 0.2 | 45.0 | 0.355556 |
L | 91 | 0.4 | 90.0 | 0.011111 |
XL | 68 | 0.3 | 67.5 | 0.003704 |
N | 自由度 | カイ二乗 | p値 |
---|---|---|---|
225 | 3 | 0.648148 | 0.885 |
観測値は、カテゴリに属するサンプル内の観測実数です。
期待値は検定比率が真の場合に、平均的に、発生しそうな観測値の数です。Minitabでは、各カテゴリの検定比率に総サンプルサイズを掛けて、期待度数を計算します。
出力表または棒グラフを用いて、観測値と期待値を比べることができます。
カテゴリ | 観測値 | 検定比率 | 期待 | カイ二乗への寄与度 |
---|---|---|---|---|
S | 25 | 0.1 | 22.5 | 0.277778 |
M | 41 | 0.2 | 45.0 | 0.355556 |
L | 91 | 0.4 | 90.0 | 0.011111 |
XL | 68 | 0.3 | 67.5 | 0.003704 |
p値は帰無仮説を棄却するための証拠を測定する確率です。確率が低いほど、帰無仮説を棄却する強力な証拠となります。
p値を用いて、帰無仮説を却下するか却下できないかを判断し、各カテゴリの母比率が各カテゴリの特定の値と一致していることを示します。
これらの結果では、p値は0.885です。p値が選択されたα値0.05より大きいため、帰無仮説を棄却することはできません。したがって、観測比率が特定の比率と有意に異なると結論付けることはできません。
N | 自由度 | カイ二乗 | p値 |
---|---|---|---|
225 | 3 | 0.648148 | 0.885 |