検出力とサンプルサイズの分析において標準偏差に使用する値

検出力とサンプルサイズの分析で使用する標準偏差(シグマまたはσとも呼ばれます)は、すでにデータを収集したかどうかによって異なります。

データをまだ収集していない場合、母標準偏差の推定値を使用します。推定値は、関連調査、計画規格、試験的研究、専門知識などの情報に基づいて決めます。

すでにデータを収集して分析した場合、次の表で示しているように、分析結果から得られた値を使用します。
実行した分析のタイプ 使用する標準偏差の値
1サンプルtまたは1サンプルZ サンプルの標準偏差
2サンプルt 併合標準偏差
対応のあるt 対応のある差の標準偏差
一元配置分散分析、2水準要因計画、またはPlackett-Burman計画 誤差の平均平方(MSE)の平均平方根

標準化された(σ)単位の差(効果)を指定するときは、標準偏差に「1」と入力します。