デフォルトの計算は、適合可能な最大モデル向けです。項の最大数のあるモデルの計算は、縮約されたモデルはに対して保守的です。例えば、縮約されていないモデルの検出力は、他のすべての特性が同じでも、縮約されているモデルの検出力よりも弱いです。縮約されたモデルの検出力、反復回数、効果量、または中心点数のもっと正確な計算を得るには、モデルから適切な数の項を除外します。
項を除外するには、
2水準要因計画の検出力とサンプルサイズの
計画サブダイアログを使用します。項の最大数の基本計算は、以下の通りです。
- モデル
- モデルにおける項の最大数
- 非ブロック計画または完全なブロックの計画
- 基本計画の一意の頂点の数 - 1
- 例えば、3つの因子と8つの頂点の数のある計画では、要因を表す7項はA、B、C、AB、AC、BC、ABCです。この計画の項の最大数は7です。1項を除外する場合は、主効果および2要因交互作用に適合するモデルで計算が正しいです。4項を除外する場合は、3つの主効果のあるモデルで計算が正しいです。
- 不完全なブロックと1つの反復のある計画
- 基本計画の一意の頂点の数ー1ー(ブロックの数ー1)
- 完全なブロックには、計画の頂点すべてが同じ数で含まれています。設計に不完全なブロックが含まれている場合、ブロック数によって項の最大数が減少します。減少は、ブロックと交絡していない項の数です。例えば、3つの因子、8つの頂点、1つの反復、2つのブロックを含む計画の場合、3つの要因の交互作用はブロックと交絡します。従って、モデルの項の最大数は、7ではなく、6です。3つの因子、8つの頂点、1つの反復、4つのブロックのある計画では、3つの二元交互作用がブロックと交絡します。従って、モデルの項の最大数は、7ではなく、4です。
Minitabを使用して除外する項の数を判定
複雑な場合に、除外する項の数を決定するには、Minitab Statistical Softwareで計画を作成し、交絡表を調べます。項の最大数は、ブロックと交絡していない、識別項(I)以外の項に対する行の数です。たとえば、この交絡表は、因子数5、実行数16、反復数2、ブロック数4の計画のものです。この交絡表には、ブロックと交絡しておらず、識別項でもない要因項の行が14あります。したがって、モデル内の項の最大数は14です。主効果モデルに対する計算を行う場合は、9つの項を除外します。9は、主効果と交絡していないモデル内の項の行数です。
* 注 * ブロックは二元交互作用によって交絡しています。
計画ジェネレータ: E = ABCD
ブロックジェネレータ: AB, 反復
交絡構造
I + ABCDE
Blk = AB + CDE
A + BCDE
B + ACDE
C + ABDE
D + ABCE
E + ABCD
AC + BDE
AD + BCE
AE + BCD
BC + ADE
BD + ACE
BE + ACD
CD + ABE
CE + ABD
DE + ABC