対応のあるtの検出力とサンプルサイズの概要

対応のあるtの検出力とサンプルサイズを用いて、対応のある観測値に基づいた母集団の平均を比較したい時に検出力、サンプルサイズ、および差の関係を確認します。これらの計算は、次の理由で使用します。
  • 対応のあるt検定のデータを収集する前に、計画のサンプルサイズが許容検出力を達成するのに十分な大きさであることを確認します。
  • 対応のあるt検定の後で、次の検定の計画を改善します。

対応のあるt検定は、2つの異なる条件下で測定された項目の同じセット、同じ被検体に対する治療の前後の測定値の差、または同じ被検体への2つの治療の間の差を分析するのに役立ちます。

たとえば、あるフィットネスクラブのマネージャが、ある減量プログラムに効果があるかを調べたいとします。マネージャは、対応のあるt検定のためのデータを収集する前に、検出力とサンプルサイズの計算によって、サンプルサイズの変化が検定の検出力関数に及ぼす効果を調べます。

この分析の場所

対応のあるt検定の検出力とサンプルサイズの計算を実行するには、統計 > 検出力とサンプルサイズ > 対応のあるtを選択します。

他の分析を使用する場合

サンプルの観測値が独立しており、一致サンプルでない場合は、代わりに2サンプルtの検出力とサンプルサイズを使用します。詳細は、従属サンプルと独立サンプルの違いを参照してください。