2分散の検出力とサンプルサイズの概要

2分散の検出力とサンプルサイズを用いて、2つの母集団の分散の間または目標値または参照値に対する標準偏差の比率を比較したい時に検出力、サンプルサイズ、および比率の関係を確認します。これらの計算は、次の理由で使用します。
  • 2分散検定のデータを収集する前に、計画のサンプルサイズが許容検出力を達成するのに十分な大きさであることを確認します。
  • 2分散検定の後で、次の検定の計画を改善します。

たとえば、ある自動車製造会社のマネージャが、2つの異なる供給業者のカム軸の直径の分散を比較したいと考えています。製造会社は、2サンプルの分散検定のためのデータを収集する前に、検出力とサンプルサイズの計算によって、与えられたサンプルサイズに対して特定の検出力値の検定によって検出できる最小の比を調べます。

この検定は品質向上にも役立ちます。この検定を使用して、サブグループ内の分散をサブグループ間の分散と比較できます。さらに、品質改善プログラム実施前後の工程分散の比較にも使用できます。

この分析の場所

2サンプルの分散検定の検出力とサンプルサイズの計算を実行するには、統計 > 検出力とサンプルサイズ > 2サンプルの分散を選択します。