2サンプルtの検出力とサンプルサイズの例

ある医療コンサルタントが2つの病院の患者満足度評価を比較しようとしています。コンサルタントは、2サンプルt検定のためのデータを収集する前に、検出力とサンプルサイズの計算によって、確率90%(検出力0.9)で5の差を検出するために必要なサンプルサイズを調べます。以前の調査から評価の標準偏差は10だということが分かっています。

  1. 統計 > 検出力とサンプルサイズ > 2サンプルtを選択します。
  2. に「5」と入力します。
  3. 検出力に「0.9」と入力します。
  4. 標準偏差に「10」と入力します。
  5. OKをクリックします。

結果を解釈する

検出力0.9で5の差を検出する場合、最小で86のサンプルサイズを収集する必要があります。目標検出力値の0.9となるサンプルサイズは整数ではないため、Minitabでは整数値のサンプルサイズの検出力(実際の検出力)も表示されます。

2サンプルt検定
帰無仮説 平均1 =平均2 (対立仮説 平均1≠平均2)
平均1 =平均2 +差に対する検出力の計算
α= 0.05  仮定された標準偏差= 10

結果

サンプルサイズ目標検出力実際の検出力
5860.90.903230
サンプルサイズは各グループに対するものです。