2サンプルポアソン率の検出力とサンプルサイズの例

ある交通安全コンサルタントが2つの異なる道路を通る車の1時間あたりの台数を比較したいと考えています。コンサルタントは、2サンプルポアソン率検定のためのデータを収集する前に、検出力とサンプルサイズの計算を使用します。検定の検出力0.9で比較率32または38(ベースライン率の35からの3の差)を検出するために必要なサンプルサイズの大きさを調べます。

  1. 統計 > 検出力とサンプルサイズ > 2サンプルポアソン率を選択します。
  2. 比較率 (R1)に「32 38」と入力します。
  3. 検出力に「0.9」と入力します。
  4. ベースライン率 (R2)に「35」と入力します。
  5. OKをクリックします。

結果を解釈する

検出力値0.9で32の比較率を検出する場合、サンプルサイズを79にする必要があります。検出力値0.9で38の比較率を検出する場合、サンプルサイズを86にする必要があります。コンサルタントは、両方の比較率に対して0.9以上の検出力値を達成するため、86のサンプルサイズを収集することにします。目標検出力値の0.9となるサンプルサイズは整数ではないため、Minitabでは整数値のサンプルサイズの検出力(実際の検出力)も表示されます。

2サンプルポアソンの検定
帰無仮説 比較率=ベースライン率 (対立仮説 比較率≠ベースライン率)
ベースライン率= 35 に対する検出力の計算
α = 0.05
サンプル1、サンプル2の観測の“長さ” = 1, 1

結果

比較率サンプルサイズ目標検出力実際の検出力
32790.90.902793
38860.90.902550
サンプルサイズは各グループに対するものです。