2比率の検出力とサンプルサイズの概要

2比率の検出力とサンプルサイズを用いて、2つの母集団の割合の差を比較したい時に検出力、サンプルサイズ、および比較割合の関係を確認します。これらの計算では、データが合格または不合格などの2つのカテゴリのみを含んでいることが必要です。これらの計算は、次の理由で使用します。
  • 2比率検定のデータを収集する前に、計画のサンプルサイズが許容検出力を達成するのに十分な大きさであることを確認します。
  • 2比率検定の後で、次の検定の計画を改善します。

たとえば、ある大学の学資援助担当職員が、男子学生と女子学生のどちらが夏休みのアルバイトを見つける可能性が高いかを調べたいと考えています。職員は、2サンプルの比率検定のためのデータを収集する前に、検出力とサンプルサイズの計算によって、望ましいサンプルサイズおよび検出力で、検定によってどれだけ小さな差を検出できるかを調べます。

この分析の場所

2サンプルの比率検定の検出力とサンプルサイズの計算を実行するには、統計 > 検出力とサンプルサイズ > 2サンプルの比率を選択します。

他の分析を使用する場合

データに単位あたりの欠陥数などの度数が含まれている場合は、2サンプルポアソン率の検出力とサンプルサイズを使用します。データタイプの詳細については、仮説検定を使用して分析できるデータの種類を参照してください。