1比率の検出力とサンプルサイズのデータの入力

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検出力と標本の大きさの計算のデータを指定するには、次の手順を実行します。

  1. 以下の検出力関数変数のうち2つで、値を指定します。計算したい変数は空欄にしておきます。
    • サンプルサイズ: 目的のサンプルサイズを入力します。異なるサンプルサイズの効果を評価するには、複数の値を入力します。サンプルサイズを大きくするほど、差に対する検出力が高くなります。
      ヒント

      フィールドに複数の値を入力する場合、値をスペースで区切ります。または、複数の値を表す省略表記を使用することもできます。たとえば、10から40まで5ずつ増分するサンプルサイズを示すには「10:40/5」と入力できます。

    • 比較比率: 仮説の比率から有効な差がある1つ以上の比率を入力します。通常、比較比率と仮説の比率の間の差が、用途に対して実質的に影響のある最小の差です。

      たとえば、あるマーケティングアナリストが、調査に回答した顧客の比率が、全国平均である4.3%と異なっているかどうかを調べたいと考えています。具体的には、比率が全国平均から1%の差があるかどうかを知りたいため、「0.033」および「0.053」と入力します。

    • 検出力: 1つまたは複数の値を入力して、それぞれの比較比率と仮説比率の差が実際に存在する場合に、検定が比率の差を検出する確率を指定します。 共通の値は0.8および0.9です。たとえば、あるマーケティングアナリストが、調査に回答した顧客の比率と全国平均(仮説の比率)の間に実際に差が存在する場合に、検定によって重要な差を90%の確率で検出するために、「0.9」と入力します。
  2. 仮説の比率に値を入力します。 仮説の比率によって帰無仮説(H0: ρ = ρ0)が定義されます。この値は目標値または参照値と考えます。たとえば、アナリストが、ダイレクトメールのオファーに対する顧客の応答比率が4.3%と異なるかどうか(H0: ρ = 0.043)を調べるために、「0.043」と入力します。