1比率の検出力とサンプルサイズの概要

1比率の検出力とサンプルサイズを用いて、目標値または参照値に対する母集団の割合を比較したい時に検出力、サンプルサイズ、および比較割合の関係を確認します。これらの計算では、データが合格または不合格などの2つのカテゴリのみを含んでいることが必要です。これらの計算は、次の理由で使用します。
  • 1比率検定のデータを収集する前に、計画のサンプルサイズが許容検出力を達成するのに十分な大きさであることを確認します。
  • 1比率検定の後で、次の検定の計画を改善します。

たとえば、あるマーケティングアナリストが、ランダムなサンプル世帯に送られたダイレクトメール広告に対する応答率が全国平均である6.5%(目標値)と異なっているかどうかを調べたいと考えています。アナリストは、1サンプルの比率検定のためのデータを収集する前に、検出力とサンプルサイズの計算によって、異なるサンプルサイズを使用した場合の検定の検出力を調べます。

この分析の場所

1サンプルの比率検定の検出力とサンプルサイズの計算を実行するには、統計 > 検出力とサンプルサイズ > 1サンプルの比率を選択します。

他の分析を使用する場合

データに単位あたりの欠陥数などの度数が含まれている場合は、1サンプルポアソン率の検出力とサンプルサイズを使用します。データタイプの詳細については、仮説検定を使用して分析できるデータの種類を参照してください。