検定母集団の平均と参照母集団の平均の差の観点で同等性を定義します。
元データの対数変換を使用してモデル化される、参照母集団の平均に対する検定母集団の平均の比の観点で同等性を定義します。このオプションを選択する場合は、すべての観測値が0より大きい値になっている必要があります。
母平均間の差が指定した限界値の範囲内にあるかどうかを検定します。
たとえば、ある分析者が、新しい制酸剤によって誘導される平均胃内pHが有名ブランド制酸剤によって誘導される平均胃内pHの10%内にあるかどうかを判断する場合が考えられます。
検定母集団の平均が参照母集団の平均より大きいかどうかを検定します。
たとえば、ある分析者が、栄養補助剤の配合方法を改良した結果、必要ミネラルの血中量が現在の配合方法の場合より高くなっているかどうかを判断する場合が考えられます。
検定母集団の平均が参照母集団の平均より小さいかどうかを検定します。
たとえば、ある分析者が、新しい薬剤により現在の薬剤の場合よりも平均最低血圧が低下することを実証する場合が考えられます。
母平均間の差が下側限界より大きいかどうかを検定します。
たとえば、ある研究者が、試験薬による最低血圧の平均低下量が、現在の薬剤よる平均低下量より3 mm Hg以上大きいかどうかを判断する場合が考えられます。
母平均間の差が上側限界より小さいかどうかを検定します。
たとえば、研究者が、販売量の多い薬剤の新しい配合方法を開発する場合が考えられます。新しい配合方法のほうが低コストですが、最大の効果が現れるまでにもっと時間がかかります。研究者は、最大効果に到達するまでの平均時間の差が、現在使用中の薬剤の場合より2分以上長くならないようにしたいと考えています。
母平均間の比が指定した限界値の範囲内にあるかどうかを検定します。両方の限界は0より大きい値にする必要があります。比率が1の場合は、2つの平均値が等しいことを示します。
たとえば、ある分析者が、検定製造方法の平均バイオアベイラビリティが参照製造方法の場合の80%(0.8)から125%(1.25)の範囲内にあることを、対数変換されたデータを使用して実証する必要がある場合が考えられます。
母平均間の比が下側限界より大きいかどうかを検定します。
たとえば、ある分析者が、検定製造方法の平均バイオアベイラビリティが参照製造方法の場合の80%(0.8)より大きいことを、対数変換されたデータを使用して実証する必要がある場合が考えられます。
母平均間の比が上側限界より小さいかどうかを検定します。
たとえば、ある分析者が、検定製造方法の平均バイオアベイラビリティが参照製造方法の場合の125%(1.25)より小さいことを、対数変換されたデータを使用して実証する必要がある場合が考えられます。
差または比の最小許容値を入力します。検定母集団の平均と参照母集団の平均の差(または比)がこの値よりも小さくないことを実証できます。
差または比の最大許容値を入力します。検定母集団の平均と参照母集団の平均の差(または比)がこの値を超えないことを実証できます。
フィールドに複数の値を入力する場合、値をスペースで区切ります。または、複数の値を表す省略表記を使用することもできます。たとえば、10から40まで5ずつ増分するサンプルサイズを示すには「10:40/5」と入力できます。
サンプルサイズ: 分析の各系列の観測値数を入力します。たとえば、分析の各系列に15人の参加者を使用する場合、「15」と入力します。異なるサンプルサイズの効果を評価するには、複数の値を入力します。サンプルサイズを大きくするほど、同等性を示す検出力が高くなります。
差(または比):1つ以上の値を入力して、検定平均と参照平均との間の差(または比)を指定します。入力する値は同等性限界内にある必要があります。差(または比)が同等性限界に近い場合、適切な検出力を得るにはサンプルサイズを大きくする必要があります。