Moodの中央値検定での計算方法は次のとおりです。
- すべてのデータの全体中央値を計算します。
- 全体中央値以下と全体中央値より大きい観測値の数を計算します。1つの因子にk個の水準がある場合、Minitabには2 x k度数表が表示されます。
- 2 x k度数表での関連性についてカイ二乗検定を実行します。カイ二乗値が高いほど、帰無仮説を棄却するための強力な証拠となります。観測値が2つ以上ある水準のみが分析に含められます。中央値との同順位のためにデータに含まれる中央値より上の観測値の数が比較的少ない場合は、中央値と等しい観測値を中央値より上の観測値と一緒に数えることができます。カイ二乗検定の統計量は、次の式で与えられます。
χ2 = Σ(Oij- Eij)2 / Eij
- ここで、
- Oij = セル(i,j)内で観測された観測値の数
- Eij = セル(i,j)内の期待される観測値の数
Minitabには、因子水準ごとに、中央値、四分位範囲、中央値より上または下の観測値の数が表示されます。
内挿区間は、1サンプル符号検定で計算される非線形内挿法の区間です。観測値の数が6より少ない因子水準の信頼水準は95%未満です。詳細は、「1サンプル符号信頼区間」を参照してください。