Minitabの出力の[平均順位]に、各グループの値が表示されます。
Minitabでは、次のようにして各グループのz値を計算します。
用語 | 説明 |
---|---|
![]() | グループjの平均順位 |
![]() | すべての観測値の平均順位 |
N | 観測値数 |
nj | j番目のグループの観測値の数 |
サンプルには9個の観測値(2.4、5.3、2.4、4.0、1.2、3.6、4.0、4.3、および4.0)があります。
観測値 | 順位(同順位なしと仮定) | 順位 |
---|---|---|
1.2 | 1 | 1 |
2.4 | 2 | 2.5 |
2.4 | 3 | 2.5 |
3.6 | 4 | 4 |
4.0 | 5 | 6 |
4.0 | 6 | 6 |
4.0 | 7 | 6 |
4.3 | 8 | 8 |
5.3 | 9 | 9 |
帰無仮説では、自由度k - 1のカイ二乗分布によってHの分布を近似します。この近似は、含まれる観測値の数が5より少ないグループが存在しない場合、ほぼ正確です。Hの値が高いほど、帰無仮説の証拠もより強力になり、いくつかの中央値間での差も十分に有意になります。
Lehmann (1975)1などの一部の著者は、データに同順位が存在する場合にはHを調製することを提案しています。
帰無仮説では、自由度がk - 1のカイ二乗分布によってHおよびH(adj)の布を近似します。
P値 = 1 – CDF (χ2H, df)
P値 = 1 – CDF (χ2H(adj), df)
サンプルが小さい場合は、正確な表を使用することをお勧めします。詳細については、Hollander and Wolfe (1973)2を参照してください。
用語 | 説明 |
---|---|
nj | グループjに含まれる観測値の数 |
N | 総サンプルサイズ |
![]() | グループjでの順位の平均 |
![]() | すべての順位の平均 |
ti | i番目の同順位のセットに含まれる同順位値の数 |