ある保健課の担当員が、同じ市内の3つの病院の空きベッド数を比較しようとしています。そこで、各病院の記録から無作為に11日を選び、日別の空きベッド数を入力しました。
空きベッド数の中央値が異なるかどうかを判断するため、管理者はKruskal-Wallis検定を使用します。
3つの病院のサンプル中央値は、16.00、31.00、17.00です。平均順位は、病院2がすべての観測値の平均順位から最も離れており、この病院は全体の中央値より順位が高いことを示しています。
どちらのp値も0.05未満です。p値は、空きベッド数の中央値が少なくとも1つの病院で異なることを示しています。
病院 | N | 中央値 | 平均順位 | Z-値 |
---|---|---|---|---|
1 | 11 | 16 | 14.0 | -1.28 |
2 | 11 | 31 | 23.3 | 2.65 |
3 | 11 | 17 | 13.7 | -1.37 |
全体 | 33 | 17.0 |
帰無仮説 | H₀: すべての中央値が等しい |
---|---|
対立仮説 | H₁: 少なくとも1つの中央値が異なっている |
方法 | 自由度 | h値 | p値 |
---|---|---|---|
同順位に対して未調整 | 2 | 7.05 | 0.029 |
同順位に対して調整済み | 2 | 7.05 | 0.029 |