クラスカル-ワリス検定の例

ある保健課の担当員が、同じ市内の3つの病院の空きベッド数を比較しようとしています。そこで、各病院の記録から無作為に11日を選び、日別の空きベッド数を入力しました。

空きベッド数の中央値が異なるかどうかを判断するため、管理者はKruskal-Wallis検定を使用します。

  1. サンプルデータ病院のベッド.MTWを開きます。
  2. 統計 > ノンパラメトリック > Kruskal-Wallisを選択します。
  3. 応答ベッドを入力します。
  4. 因子病院を入力します。
  5. OKをクリックします。

結果を解釈する

3つの病院のサンプル中央値は、16.00、31.00、17.00です。平均順位は、病院2がすべての観測値の平均順位から最も離れており、この病院は全体の中央値より順位が高いことを示しています。

どちらのp値も0.05未満です。p値は、空きベッド数の中央値が少なくとも1つの病院で異なることを示しています。

記述統計量

病院N中央値平均順位Z-値
1111614.0-1.28
2113123.32.65
3111713.7-1.37
全体33  17.0 

検定

帰無仮説H₀: すべての中央値が等しい
対立仮説H₁: 少なくとも1つの中央値が異なっている
方法自由度h値p値
同順位に対して未調整27.050.029
同順位に対して調整済み27.050.029