Minitabでは、二項分布を使用して、サイズ50(n ≤ 50)までのサンプルのp値を計算します。サンプルサイズがn(仮説の中央値と等しい観測値すべてを省略した後)で、帰無仮説における発生確率p = 0.5の場合、p値の計算方法は対立仮説によって異なります。
対立仮説 | p値 |
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H1: 中央値 > 仮説中央値 | ![]() |
H1: 中央値 < 仮説中央値 | ![]() |
H1: 中央値 ≠ 仮説中央値 | ![]() |
用語 | 説明 |
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n | 仮説の中央値と等しい観測値すべてを省略した後のデータ点の観測数 |
s | 仮説の中央値より大きいデータ点の観測数 |
S | 試行回数がnで事象の確率が0.5の二項分布(B(n,0.5))に従う確率変数 |
k | ![]() |
Minitabでは、二項分布への正規近似を使用して、50(n ≤ 50)より大きいサンプルのp値を計算します。具体的には、次のようになります。
は、平均値0および標準偏差1、N(0,1)として、ほぼ正規分布のように分布します。
ここで、中央値より上の観測値の数Sは、帰無仮説において試行回数がnで成功の確率p = 0.5の二項分布(B(n, 0.5))です。
3つの対立仮説の正規近似p値で、連続量修正値0.5を使用します。
対立仮説 | p値 |
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H1: 中央値 > 仮説中央値 | ![]() |
H1: 中央値 < 仮説中央値 | ![]() |
H1: 中央値 ≠ 仮説中央値 | ![]() |
用語 | 説明 |
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n | 仮説の中央値と等しい観測値すべてを省略した後のデータ点の観測数 |
s | 仮説の中央値より大きいデータ点の観測数 |
S | 試行回数がnで成功の確率がp = 0.5の二項分布(B(n,0.5))に従う確率変数 |
k | ![]() |
Bは、パラメータサンプルサイズがnで、発生確率p = 0.5の二項分布です。
内挿法区間の最下端は、次の式で得られます。
最上端は、次の式で得られます。