2x2交差計画の同等性検定のデータの入力

統計 > 同等性検定 > 2x2クロスオーバー計画

データの入力

使用するデータに最も当てはまるオプションを選択してください。

2つの系列のデータが積み重ねられていない

データがワークシートの4つの列に入力されていて、各列に1つの系列の1つの期間のみのデータが含まれている場合、次の手順を実行します。

  1. ドロップダウンリストから2つの系列のデータが積み重ねられていないを選択します。
  2. 系列1の処理順序で、検定医薬品を使用した処理が分析の最初の系列の参照医薬品を使用した処理の前に行われたか後に行われたかを指定します。
  3. 応答ボックスに、各系列の各期間のデータを含む列を入力します。
    Tip

    応答をクリックして、分析に使用できる列を確認します。

このワークシートで、系列1の処理順序は検定、参照です。グループ1ジェネリック医薬品には、系列1、期間1の検定医薬品の応答が含まれます。グループ1ブランド医薬品には、系列1、期間2の参照医薬品の応答が含まれます。グループ2ブランド医薬品には、系列2、期間1の参照医薬品の応答が含まれます。グループ2ジェネリック医薬品には、系列2、期間2の検定医薬品の応答が含まれます。
C1 C2 C3 C4
グループ1ジェネリック医薬品 グループ1ブランド医薬品 グループ2ブランド医薬品 グループ2ジェネリック医薬品
3.92 4.01 3.76 3.51
4.22 4.66 4.69 3.73
5.55 3.76 4.53 3.91
3.66 3.51 3.32 3.21

2つの系列のデータが積み重ねられている

2つの系列のデータが、期間1の応答の1つの列、期間2の応答の1つの列、系列を識別するもう1つの列と積み重ねられている場合、次の手順を実行します。

  1. ドロップダウンリストから2つの系列のデータが積み重ねられているを選択します。
  2. 系列IDに、各行が属す系列を識別する列を入力します。
  3. 期間1の応答データを含む列を入力します。
  4. 期間2の応答データを含む列を入力します。
  5. 期間1の参照処理と期間2の検定処理に適用した系列のIDを入力します。
このワークシートで、期間1には、期間1の検定処理および参照処理の応答データが含まれます。期間2には、期間2の検定処理および参照処理の応答データが含まれます。系列は、各応答値の系列を識別します。参照処理、検定処理の順序は系列1で使用されました。したがって、期間1の値は系列1の参照医薬品および系列2の検定医薬品を表します。
C1 C2 C3
期間1 期間2 順序
5.03 4.97 1
4.95 5.01 1
4.92 5.00 2
4.98 5.05 2

仮説

ドロップダウンリストから、同等性基準をどのように表現するかを指定します。

検定平均値 - 参照平均値

検定母集団の平均と参照母集団の平均の差に関して同等性を定義します。

検定平均値 / 参照平均値

検定母集団の平均と参照母集団の平均の比に関して同等性を定義します。

検定平均値 / 参照平均値(対数変換を使用)

元のデータの対数変換を使用してモデル化されるように、検定母集団の平均と参照母集団の平均の比に関して同等性を定義します。このオプションでは、すべての観測値が0より大きい必要があります。

対立仮説

ドロップダウンリストから、証明または実証する仮説を選択します。

仮説: 検定平均値 - 参照平均値

検定平均値と参照平均値の差を検定するには、次のいずれかのオプションを選択します。

下側限界 < 検定平均値 - 参照平均値 < 上側限界

母平均間の差が指定した限界に収まるかどうかを検定します。

たとえば、ある分析者は新しい制酸剤で上昇する胃内pHの平均が有名ブランド制酸剤で上昇する胃内pHの平均の10%以内であるかどうかを判断したいと考えています。

検定平均値 > 参照平均点

検定母集団の平均が参照母集団の平均より大きいかどうかを検定します。

たとえば、ある分析者は製造方法を改善した栄養補助食品を飲んだほうが現在の製造方法のものを飲んだ場合よりも必須ミネラルの血中濃度が高くなるかどうかを判断したいと考えています。

検定平均値 < 参照平均値

検定母集団の平均が参照母集団の平均より小さいかどうかを検定します。

たとえば、ある分析者は新薬を服用した場合に現在の薬を服用した場合よりも平均の最低血圧が低くなることを示したいと考えています。

検定平均点 - 参照平均点 > 下側限界

母平均間の差が下側限界より大きいかどうかを検定します。

たとえば、ある研究者は実験薬を服用した場合の最低血圧の降下の平均が現在の薬を服用した場合の降下の平均よりも3 mm Hg以上大きいかどうかを判断したいと考えています。

検定平均値 - 参照平均値 < 上側限界

母平均間の差が上側限界より小さいかどうかを検定します。

たとえば、研究者たちは人気のある薬の新しい製剤を開発しています。新しい製剤は安価ですが、最大の効果を発揮するまでの時間が長くなります。研究者たちは、効果が最大になるまでの平均時間が現在の薬の平均時間よりも2分以上長くならないようにしたいと考えています。

仮説: 検定平均値 / 参照平均値

検定平均値と参照平均値の比を検定するには、次のいずれかのオプションを選択します。

下側限界 < 検定平均値 / 参照平均値 < 上側限界

母平均間の比が指定した限界に収まるかどうかを検定します。両方の限界は0より大きい必要があります。比が1の場合、2つの平均値が等しいことを示します。

たとえば、ある分析者は検定医薬品の生体利用効率が参照医薬品の0.8~1.2倍であるかどうかを判断したいと考えています。

検定平均値/参照平均値 > 下側限界

母平均間の比が下側限界より大きいかどうかを検定します。

たとえば、ある研究者は実験薬を服用した場合の最低血圧の降下の平均が現在の薬を服用した場合の降下の平均の1.5倍以上であるかどうかを判断したいと考えています。

検定平均値/参照平均値 < 上側限界

母平均間の比が上側限界より小さいかどうかを検定します。

たとえば、ある分析者は新しい心理療法の平均応答時間が従来の心理療法の応答時間より5%以上長くないことを証明したいと考えています。分析者は、平均応答時間の比が1.05未満であるかどうかを検定します。

仮説: 検定平均値 / 参照平均値(対数変換を使用)

元のデータの対数変換を使用して検定平均値と参照平均値の比を検定するには、次のいずれかのオプションを選択します。

下側限界 < 検定平均値 / 参照平均値 < 上側限界

母平均間の比が指定した限界に収まるかどうかを検定します。両方の限界は0より大きい必要があります。比が1の場合、2つの平均値が等しいことを示します。

たとえば、ある分析者は対数変換データを使用して、検定製剤の平均生体利用効率が参照製剤の80%(0.8)~125%(1.25)以内であることを示す必要があります。

検定平均値/参照平均値 > 下側限界

母平均間の比が下側限界より大きいかどうかを検定します。

たとえば、ある分析者は対数変換データを使用して、検定製剤の平均生体利用効率が参照製剤の80%(0.8)より高いことを示す必要があります。

検定平均値/参照平均値 < 上側限界

母平均間の比が上側限界より小さいかどうかを検定します。

たとえば、ある分析者は対数変換データを使用して、検定製剤の平均生体利用効率が参照製剤の125%(1.25)より低いことを示す必要があります。

同等性限界

対立仮説に含まれる各同等性限界の値を入力します。

下側限界

差または比の許容可能な最小値を入力します。検定母集団の平均と参照母集団の平均の差(または比)がこの値より低くないことを示す必要があります。

上側限界

差または比の許容可能な最大値を入力します。検定母集団の平均と参照母集団の平均の差(または比)がこの値より高くないことを示す必要があります。

参照平均値を掛ける

このオプションを選択すると、限界が参照平均値の割合を表すように指定します。検定母集団の平均が参照母集団の平均の特定の割合以内に収まっているかどうかを検定するために使用します。たとえば、このオプションを選択して、限界を固定値0.1から参照平均値の10%に等しい値に変更します。

このオプションは、検定平均値と参照平均値の差に関して同等性を表現する場合のみ表示されます。