記述統計量保存の例

ある品質管理エンジニアは、シャンプーボトルのキャップが正しく締め付けられているかを確認する必要があります。キャップの締め付けが緩すぎると、発送時にキャップが外れる恐れがあります。締め付けがきつすぎると、外しにくくなります。キャップの締め付けトルクの目標値は18です。エンジニアは、無作為に68本のサンプルを集め、キャップを取り外すために必要なトルク量の試験を行います。

エンジニアは最初の調査の一環として、トルク測定値の記述統計量を保存します。

  1. サンプルデータキャップのトルク.MTWを開きます。
  2. 統計 > 基本統計 > 記述統計量保存を選択します。
  3. 変数トルクを入力します。
  4. グループ変数 (オプション)機械を入力します。
  5. 統計量ボタンをクリックし、標準偏差を選択して、非欠損値の数を選択解除します。
  6. OKをクリックします。

結果を解釈する

機械1の平均トルク値は機械2の値より目標値18に近くなっています。機械1からキャップを外すのに必要な平均トルクは18.6667です。機械2からキャップを外すのに必要な平均トルクは24.1875です。機械1のデータの分布は変動性も低くなっています。標準偏差は、機械1では4.3948、機械2では7.11852です。

C1 C2 C3 C4 C5
トルク 機械 ByVar1 平均1 標準偏差1
24 2 1 18.6667 4.3948
14 1 2 24.1875 7.11852