ポアソンの適合度検定の例

ある家電会社の品質エンジニアが、テレビ1台当たりの欠陥数がポワソン分布に従っているかどうかを知りたいと考えています。エンジニアは、300台のテレビを無作為に抽出し、テレビ1台当たりの欠陥数を記録します。

  1. サンプルデータテレビの欠陥.MTWを開きます。
  2. 統計 > 基本統計 > ポアソンの適合度検定を選択します。
  3. 変数欠陥数を入力します。
  4. 度数変数: (オプション)観測値を入力します。
  5. OKをクリックします。

結果を解釈する

帰無仮説では、データがポアソン分布に従うと仮定します。p値が0.000で有意水準0.05より小さいため、エンジニアは帰無仮説を棄却し、データがポアソン分布に従わないと結論付けます。グラフは、観測値と期待値の差がカテゴリ1と 3で大きく、カテゴリ3のカイ二乗統計量への寄与度が最大であることを示しています。

方法

観測値の度数

記述統計量

N平均
3000.536667

欠陥数に対する観測度数と期待度数

欠陥数ポアソン確率分布観測度数期待度数カイ二乗への寄与度
00.584694213175.4088.056
10.3137864194.13629.993
20.0841991825.2602.086
>=30.017321285.196100.072

カイ二乗検定

帰無仮説H₀: データはポアソン分布に従っている
対立仮説H₁: データはポアソン分布に従っていない
自由度カイ二乗p値
2140.2080.000