2サンプルの分散の例

ある医療コンサルタントが2つの病院の患者満足度評価を比較しようとしています。コンサルタントは各病院の20人の患者から評価を収集します。

コンサルタントは、2病院の患者満足度の標準偏差の差があるかを調べるために2サンプルの分散検定を実行します。

  1. 標本データを開く、 病院比較.MTW.
  2. 統計 > 基本統計 > 2サンプルの分散を選択します。
  3. ドロップダウンリストから、両方のサンプルが1つの列にあるを選択します。
  4. サンプル評価を入力します。
  5. サンプルID病院を入力します。
  6. OKをクリックします。

結果を解釈する

帰無仮説では、標準偏差間の比が1であると仮定します。p値がどちらも有意水準(αまたはアルファで示される)0.05より大きいため、コンサルタントは帰無仮説を棄却できません。コンサルタントには2つの病院の標準偏差が異なると結論付けるのに十分な証拠がありません。

方法

σ₁: 病院 = Aの場合の評価の標準偏差
σ₂: 病院 = Bの場合の評価の標準偏差
比: σ₁/σ₂
BonettおよびLeveneの方法は、どの連続分布でも有効です。

記述統計量

病院N標準偏差分散σに対する95%信頼区間
A208.18366.958(5.893, 12.597)
B2012.431154.537(8.693, 19.709)

標準偏差の比

推定比Bonettを使用した比に対する
95%信頼区間
Leveneを使用した比に対する
95%信頼区間
0.658241(0.372, 1.215)(0.378, 1.296)

検定

帰無仮説H₀: σ₁ / σ₂ = 1
対立仮説H₁: σ₁ / σ₂ ≠ 1
有意水準α = 0.05
方法検定統計量DF1DF2p値
Bonett2.091 0.148
Levene1.601380.214