ある大学の財政援助課の担当者が、男女どちらの学生が夏季アルバイトに採用される確率が高いかを判断するため、サンプルとして学生を選び出しました。サンプルとして選ばれた802人の男子学生のうち、725人が夏季アルバイトに採用され、サンプルとして選ばれた712人の女子学生のうち573人が採用されました。
担当者は男女どちらの学生が夏季アルバイトで採用される確率が高いかを判断するために、2サンプルの比率検定を実行します。
帰無仮説では、夏季アルバイトに採用される学生のうち男子学生の比率と女子学生の比率の差が0であると仮定します。p値が0.000で有意水準0.05より小さいため、財政援助課の担当者は帰無仮説を棄却します。この結果は、夏季アルバイトに採用される男子学生の比率と女子学生の比率に差があることを示しています。
p₁: サンプル1 = 事象の場合の比率 |
---|
p₂: サンプル2 = 事象の場合の比率 |
差: p₁ - p₂ |
サンプル | N | 事象 | サンプルp |
---|---|---|---|
サンプル1 | 802 | 725 | 0.903990 |
サンプル2 | 712 | 573 | 0.804775 |
差 | 差に対する95%信頼区間 |
---|---|
0.0992147 | (0.063671, 0.134759) |
帰無仮説 | H₀: p₁ - p₂ = 0 |
---|---|
対立仮説 | H₁: p₁ - p₂ ≠ 0 |
方法 | Z-値 | p値 |
---|---|---|
正規近似 | 5.47 | 0.000 |
Fisherの正確検定 | 0.000 |