1サンプルZの例

ある加工食品製造会社の研究者が、自社の瓶入りソースに含まれる脂肪含有率を評価したいと考えています。宣伝しているパーセントは15%です。研究者は無作為に選択した20個のサンプルの脂肪含有率を測定します。以前の測定から、母標準偏差は2.6%であるという結果が出ています。

研究者は、脂肪含有率が15%と異なっているかどうかを調べるために1サンプルZ検定を実行します。

  1. サンプルデータ脂肪含有率.MTWを開きます。
  2. 統計 > 基本統計 > 1サンプルZを選択します。
  3. ドロップダウンリストから1つ以上のサンプルが1つの列にあるを選択し、脂肪率を入力します。
  4. 既知の標準偏差2.6を入力します。
  5. 仮説検定を実行を選択します。
  6. 仮説の平均15を入力します。
  7. OKをクリックします。

結果を解釈する

帰無仮説では、脂肪含有率の平均が15%に等しいと仮定します。p値が0.012で有意水準0.05より小さいため、科学者は帰無仮説を棄却します。結果は、脂肪含有率の平均が15%とは異なることを示しています。

記述統計量

N平均標準偏差平均の標準誤差μに対する95%信頼区間
2016.4602.2580.581(15.321, 17.599)
μ: 脂肪率の母平均
既知の標準偏差 = 2.6

検定

帰無仮説H₀: μ = 15
対立仮説H₁: μ ≠ 15
Z-値p値
2.510.012