1サンプルの比率の例

マーケティングアナリストが、新製品のメール宣伝に対する回答率が全国平均と異なるかどうかを判断したいと考えています。宣伝を受け取る世帯として、1000世帯の無作為サンプルが選択されました。サンプルとして選択された1000世帯のうち、87世帯が宣伝を受け取った後に購入しました。

アナリストは、購入した世帯の比率が全国平均の6.5%から異なるかどうかを判断するために1サンプルの比率検定を実行します。

  1. 統計 > 基本統計 > 1サンプルの比率 を選択します。
  2. ドロップダウンリストから要約データを選択します。
  3. 事象数に、87と入力します。
  4. 試行回数に、1000と入力します。
  5. 仮説検定を実行 を選択します。
  6. 仮説の比率に、0.065と入力します。
  7. OKをクリックします。

結果を解釈する

帰無仮説では、購入する世帯の比率が0.065に等しいと仮定します。p値が0.007で有意水準0.05より小さいため、アナリストは帰無仮説を棄却します。この結果は、購入する世帯の比率が全国平均の6.5%とは異なることを示しています。

記述統計量

N事象サンプルppに対する95%信頼区間
1000870.087000(0.070268, 0.106208)

検定

帰無仮説H₀: p = 0.065
対立仮説H₁: p ≠ 0.065
p値
0.008