応答の最適化機能によって要因計画モデルの中心点を処理する方法

いずれの応答に対しても中心点をモデルに含めると、応答の最適化機能による連続応答曲面の適合は行われません。その結果、応答最適化機能では各因子の高低水準だけが考慮され、中心点が最適設定の候補と見なされます。

応答最適化プロットで対話的に動かせる点は、頂点(各因子の設定が高水準か低水準のいずれか)と中心点(すべての因子がそれぞれの中点にある)だけです。1つの因子をその中点に移動すると、他のすべての因子もそれぞれの中点へ移動します。1つの因子をその中点から遠ざけると、他のすべての因子も同様に同じ方向へ移動します。中心点への移動を行う前には、現在の因子設定を保存することを推奨します。

曲面性が存在するために最終モデルに中心点の項が必要となった場合は、計画に軸点を追加して応答曲面計画にします。応答曲面計画では、因子の範囲全体にわたる曲面性のモデル化ができます。要因計画は、因子の範囲全体にわたる曲面性のモデル化には使用できません。