交互作用プロットで2元交互作用効果を調べます。このプロットは、応答変数と予測変数の関係が2番目の予測変数の値によってどのように変わるかを表示します。
ラインを評価することにより、交互作用が予測変数と応答の関係に与える影響について理解します。
- 平行ライン
- 交互作用は発生しません。
- 非平行ライン
- 交互作用が発生します。ラインの平行度が低いほど、交互作用の強度が高くなります。
効果を表示させるためにこのプロットを利用することはできますが、モデルに適合する分析における効果の統計的有意性も必ず評価してください。交互作用の効果が分析において統計的に有意な場合は、主効果の解釈では必ず交互作用効果も考慮する必要があります。
Minitabが表示する適合応答値の種類は、モデル内の応答変数の種類によって変わります。Minitabは、以下の種類の適合値を表示します。
- 長さや重さなどの、連続測度が含まれる応答変数の平均。
- サンプルごとの欠陥数などの、ポアソン分布に従うカウント数が含まれる応答変数の平均。
- 合格・不合格などの、2つの可能性がある結果が含まれる応答変数の確率。
- 変動性の分析を使用して適合されるモデルの標準偏差。
交互作用プロットは、X軸上の予測変数値の適合応答平均を表示します。2番目の予測変数の値は以下のように表示されます。
- 2番目の予測変数がカテゴリ変数の場合、プロットには、この予測変数の水準ごとに異なる線が表示されます。
- 2番目の予測変数が連続変数の場合、プロットには、サンプルデータ内にあるこの予測変数の最小値と最大値の線が表示されます。
注
混合計画では、交互作用プロットにはデータ平均のみが表示されます。平均のタイプに関する詳細については、データ平均と適合平均を参照してください。
混合効果モデルでは、交互作用プロットにはランダム項の条件付き平均が表示されます。条件付き平均に関する詳細については、
条件付き平均表を参照してください。