3次元プロットの概要

2水準要因計画または混合計画があり、要因および応答の関係を表示したい場合、3次元プロットを使用します。各3次元プロットには3つの因子を示せます。因子が2つしかない場合、Minitabでは2次元(スクエア)プロットが表示されます。Minitabでは、必要な数だけ3次元プロットが作成され、最高8つまで因子が示されます。中心点は5つ以下の要因を持つ計画のみに表示されます。3次元プロットは以下を表示できます。
  • 要因設定と、各組み合わせのデータ平均または適合平均のいずれかとの組み合わせ。
  • 応答平均を持たない要因設定の組み合わせ。

混合計画では、3次元プロットにはデータ平均のみが表示されます。平均のタイプに関する詳細については、データ平均と適合平均を参照してください。

要因計画の適合平均を表示する場合、まず要因計画の分析または要因計画の2値応答の分析を使用して、要因計画にモデルを適合します。モデル情報は、適合平均を表示するために必要なワークシートに自動的に保存されます。詳細は保存モデルの概要を参照してください。

たとえば、技師は、反応時間、反応温度、触媒の種類が化学反応の収量を評価する2水準要因計画の適合平均を表示したいと考えます。

このプロットの場所

適合するモデルの種類に対応するこの分析のバージョンを使用します。

モデルのタイプ 3次元プロットのバージョン
要因計画 統計 > 実験計画法(DOE) > 要因計画 > 3次元プロット
混合計画 統計 > 実験計画法(DOE) > 混合 > 要因計画プロット

他の分析を使用する場合

  • 保存モデルがあり、指定する変数設定の組み合わせの応答値を予測する場合、予測を使用します。
  • 保存モデルがあり、適合平均と共に主効果と交互作用効果をプロットする場合、要因計画プロットを使用します。
  • 保存モデルがあり、適合応答と、2次元図に等高線を持つ2つの連続変数との関係をプロットする場合、等高線プロットを使用します。
  • 保存モデルがあり、適合応答と、3次元応答曲面を持つ2つの連続変数との関係をプロットする場合、曲面プロットを使用します。
  • 少なくとも1つの保存モデルがあり、1つ以上の応答変数の予測平均の範囲が許容範囲内にある領域を特定する場合、重ね合わせ等高線プロットを使用します。
  • 少なくとも1つの保存モデルがあり、1つ以上の応答を最適化する値を探す場合、応答の最適化機能を使用します。