Minitabで移動平均値を中心化する方法

移動平均値は、デフォルトで、それが計算された期間に配置されます。たとえば、移動平均の長さが3の場合、最初の数値移動平均値は期間3に配置され、次の移動平均値は期間4に配置され、以下同様に配置されます。

移動平均は、中心化すると、範囲の最後ではなく中心に配置されます。こうすることにより、移動平均値が時間的に中心の位置に配置されるようにします。

移動平均値が奇数の場合の方法

移動平均の長さが3だとします。この場合Minitabでは、最初の数値移動平均値を期間2に配置し、次の移動平均値を期間3に配置し、以下同様に配置します。この場合、最初の期間と最後の期間に移動平均値は配置されません(*)。

移動平均値が偶数の場合の方法

移動平均の長さが4だとします。この場合の範囲の中心は2.5ですが、期間2.5に移動平均値を配置することはできません。Minitabでは、この問題を次のようにして解決しています。つまり、最初の4つの値の平均(仮にMA1)を計算します。続いて、次の4つの値の平均(仮にMA2)を計算します。2つの数値(MA1とMA2)の平均を求め、その値を期間3に配置し、系列全体で処理を繰り返します。この場合、最初の2つの期間と最後の2つの期間に移動平均値は配置されません(*)。