ARIMA (自己回帰和分移動平均)の例

ある雇用アナリストは雇用局のために、5年間(60ヶ月)にわたる3つの産業での雇用動向を調査します。分析者がARIMAを実行して小売/卸売業にモデルを当てはめるとします。

  1. 雇用動向.MTWサンプルデータを開きます。
  2. 統計 > 時系列 > ARIMA (自己回帰和分移動平均)を選択します。
  3. 系列貿易を入力します。
  4. 非季別自己回帰に、「1」と入力します。
  5. グラフをクリックして、残差のACFを選択します。
  6. OKをクリックします。

結果を解釈する

自己回帰項には、有意水準が0.05未満のp値が入っています。分析者は、自己回帰項の係数が統計的に0から有意に異なると結論付け、モデルにその項を維持します。Ljung-Boxカイ二乗統計量のp値はすべて0.05より大きく、残差の自己相関関数の相関はどれも有意ではありません。分析者は、モデルが、残差は独立しているという仮定を満たすと結論付けます。

各反復の推定値

反復残差平方和 (SSE)パラメータ
0543.9080.10090.090
1467.180-0.050105.068
2412.206-0.200120.046
3378.980-0.350135.024
4367.545-0.494149.372
5367.492-0.503150.341
6367.492-0.504150.410
7367.492-0.504150.415
各推定値の相対変化量 (0.001未満)

パラメータの最終推定値

タイプ係数係数の標準誤差t値p値
AR   1-0.5040.114-4.420.000
定数150.4150.325463.340.000
平均100.0000.216   
観測数:  60

残差の平方和

自由度平方和平均平方
58366.7336.32299
後方予測を除く

修正されたBox-Pierce (Ljung-Box) カイ二乗統計量

遅れ (Lag)12243648
カイ二乗4.0512.1325.6232.09
自由度10223446
p値0.9450.9550.8490.940