履歴分布パラメータなどの分布パラメータが、指定値に等しいかどうかを検定できます。
カイ二乗 | 自由度 | p値 |
---|---|---|
0.0502652 | 1 | 0.823 |
エンジン巻揚部品データの場合、80°Cで動作しているエンジン巻揚部品の対数正規分布の尺度パラメータが0.5と有意に異なっているかを検定します。過去のデータによると、尺度パラメータは通常0.5です。
p値0.823はα値0.05より大きいので、技術者は尺度パラメータが0.5と有意に異なっていると十分に結論付けることはできません。このため、技術者は、現在のデータの尺度パラメータが過去の尺度の値と変わらないという仮説を立てます。
Minitabでは、パラメータに妥当な値の区間を指定するために、カイ二乗検定に関連付けられたボンフェローニ信頼区間も使用できます。
変数 | 下限 | 推定 | 上限 |
---|---|---|---|
温度80 | 0.3808 | 0.4862 | 0.6208 |
エンジン巻揚部品データの場合、80°Cで検定する巻き揚げ用の対数尺度パラメータは0.3808~0.6208です。尺度 = 0.5の帰無仮説を棄却する十分な根拠がなかったため、この区間には0.5が含まれていることに注意してください。