ノンパラメトリック成長曲線の平均累積差関数表

Minitabでは、ノンパラメトリック成長情報が、次のような要素を含む表形式で表示されます。
  • 時間: 継続的な故障(または修復)時間。
  • 平均累積差関数: すべてのシステムを対象にした平均的な故障(または修復)数のグループ間の差。コスト列を入力する場合、すべてのシステムを対象にした平均的な累積修理費のグループ間の差が計算されます。
  • 標準誤差: 平均累積差関数の標準誤差。
  • 95%正規信頼区間: 平均累積差関数の95%信頼区間の下限と上限。

ノンパラメトリック推定法では、平均累積差関数の値は、故障が発生したときのみ変化します。

出力例

比較: (タイプ = 1)  - (タイプ = 2)

平均累積差関数表




95%正規信頼区間
時間平均累積差関数標準誤差下限上限
19-0.066670.064406-0.192900.05957
22-0.133330.087771-0.305360.03869
33-0.061900.111541-0.280520.15671
39-0.128570.124114-0.371830.11469
54-0.195240.133322-0.456540.06607
61-0.261900.139830-0.535970.01216
88-0.190480.153496-0.491320.11037
91-0.257140.183399-0.616600.10231
93-0.323810.185008-0.686420.03880
119-0.390480.228047-0.837440.05649
148-0.457140.279427-1.004810.09052
173-0.523810.277299-1.067300.01969
185-0.590480.289837-1.15855-0.02241
187-0.657140.285719-1.21714-0.09714
192-0.723810.280486-1.27355-0.17407
194-0.790480.274074-1.32765-0.25330
203-0.857140.266399-1.37928-0.33501
205-0.923810.274074-1.46099-0.38663
211-0.990480.280486-1.54022-0.44073
242-1.057140.285719-1.61714-0.49714
250-1.052380.279994-1.60116-0.50360
264-1.119050.298435-1.70397-0.53413
272-1.047620.302679-1.64086-0.45438
277-1.114290.318886-1.73929-0.48928
287-1.042860.321731-1.67344-0.41228
293-1.109520.308568-1.71431-0.50474
302-1.038100.310335-1.64634-0.42985
306-1.104760.350677-1.79208-0.41745
317-1.033330.351196-1.72166-0.34500
364-0.961900.350677-1.64922-0.27459
367-0.890480.349114-1.57473-0.20622
369-0.957140.335260-1.61424-0.30004
373-1.023810.359155-1.72774-0.31988
382-1.090480.343985-1.76467-0.41628
391-1.019050.355960-1.71672-0.32138
402-0.947620.352358-1.63823-0.25701
415-1.014290.373582-1.74649-0.28208
416-1.085710.371724-1.81428-0.35715
419-1.239560.379800-1.98395-0.49517
421-1.168130.388808-1.93018-0.40608
431-1.096700.383618-1.84858-0.34482
432-1.187610.381917-1.93616-0.43907
434-1.287610.379729-2.03187-0.54336
441-1.398720.376828-2.13729-0.66015
444-1.327290.384013-2.07995-0.57464
447-1.452290.380094-2.19726-0.70733
448-1.738010.360677-2.44492-1.03109
460-1.938010.345574-2.61532-1.26070
461-2.188010.482663-3.13401-1.24201
462-2.116580.476966-3.05142-1.18174
464-2.449910.535496-3.49947-1.40036
481-2.378490.529680-3.41664-1.34033
498-2.307060.532767-3.35126-1.26285
500-2.164200.546276-3.23488-1.09352
503-2.664200.568698-3.77883-1.54957
511-3.664200.568698-4.77883-2.54957
548-3.592770.578546-4.72670-2.45884
552-3.521340.587608-4.67303-2.36965
625-3.449910.604423-4.63456-2.26527
635-3.378490.595004-4.54467-2.21230
650-3.307060.593471-4.47024-2.14387
657-3.235630.599884-4.41138-2.05988
687-3.081780.595533-4.24900-1.91456
700-2.990870.592914-4.15296-1.82878
708-2.890870.601644-4.07007-1.71167
710-2.557540.586803-3.70765-1.40743
719-2.390870.638098-3.64152-1.14022
724-1.790870.674662-3.11319-0.46856
730-0.790870.674662-2.113190.53144

解釈

ブレーキ信頼性データの場合、平均累積差関数は211日目で−0.99048です。つまり、211日目までに単一システムに必要な平均修理数は、タイプ1ブレーキ部品よりタイプ2ブレーキ部品のほうがほぼ1多くなります。エンジニアは、95%の信頼性をもって、この差が−1.54022~−0.44073に収まると判断できます。

これらのデータでは、511日目でタイプ2ブレーキ部品、730日目でタイプ1ブレーキ部品によって、すべてのシステムが離脱したことになります。511日目で、2種類のブレーキ部品における各システムの平均修理数の差は−3.66420です。エンジニアは、95%の信頼性をもって、平均故障数の真の差が−4.77883~−2.54957の区間に収まると判断できます。信頼区間に0は含まれないため、511日目でのタイプ2部品によってすべてのシステムが離脱するまでに必要な平均修理数において、2種類のブレーキ部品間に大きな差があります。