ノンパラメトリック成長曲線の概要

ノンパラメトリック成長曲線を使用して、修理費や修理数の分布に関する仮説を立てずに、修復可能システムのデータを分析します。修復可能システムとは、故障した部品が交換ではなく修理されるシステムのことを指します。自動車のエンジンなどは、一般に、交換される前に何度も修理されます。

分析ではノンパラメトリック成長曲線を使用して、システムの平均メンテナンスコスト、または平均修理回数の推移を推定できます。その結果を使用して、継続的な故障の発生間隔に傾向がないかを判断します。たとえば、システムの故障頻度が増加しているか、減少しているか、または一定であるかを判断できます。次の点を明確にするため、成長曲線で修復可能システムの性能を示す管理図を作成できます。
  • 実行する必要があるシステム保守の頻度
  • 交換部品の在庫数
  • 許容水準でシステムが稼働しているかどうか
  • システム使用期間全体における見込み修理費

成長曲線の詳細については、成長曲線のパラメータの推定を参照してください。

この分析の場所

ノンパラメトリック成長曲線分析を実行するには、統計 > 信頼性/生存時間 > 修復可能システム分析 > ノンパラメトリック成長曲線を選択します。

他の分析を使用する場合

べき法則工程または斉次ポアソン工程を使用して、平均修理回数と故障の発生率(ROCOF)推移を示す成長曲線を推定するには、パラメトリック成長曲線を使用します。