ノンパラメトリック分布分析(任意打ち切り)の多重故障モード分析(Turnbull推定法)

故障確率~多重故障モード分析(ターンブル推定法)

故障確率では、各区間について、その区間で製品が故障する確率を得られます。この情報を使用して、次のことを判断します。
  • 故障の大半がどの区間で発生しているか
  • 故障が多くの時間区間に広がっているか、または少数の区間に集中しているか
  • 各区間でどの故障モードがより優勢か

出力例

変数の開始:開始  終了: 終了
度数: 度数
故障モード: 故障 = ベアリング

Turnbull推定値

区間

下限上限故障確率標準誤差
45000500000.0606060.0293704
55000600000.0971790.0376876
65000700000.1375050.0450962
75000800000.1084170.0417053
85000900000.0577060.0322684
90000*0.538587*
変数の開始:開始  終了: 終了
度数: 度数
故障モード: 故障 = ガスケット

Turnbull推定値

区間

下限上限故障確率標準誤差
*300000.0370370.0209836
30000400000.0617280.0267402
45000500000.0914300.0329296
55000600000.0578430.0280484
65000700000.0512700.0287739
75000800000.0400400.0276666
85000900000.0440440.0303367
90000*0.616608*
変数の開始:開始  終了: 終了
度数: 度数
故障モード: 故障 = ベアリング, ガスケット

Turnbull推定値

区間

下限上限故障確率標準誤差
*300000.0370370.0209836
30000400000.0617280.0267402
40000500000.1358020.0380643
50000600000.1234570.0365512
60000700000.1358020.0380643
70000800000.0987650.0331496
80000900000.0617280.0267402
90000*0.345679*

解釈

ウォーターポンプデータの場合
  • ウォーターポンプの9.72%(0.097179)は、ベアリング問題のため区間55,000~60,000マイルで故障しました
  • ウォーターポンプの5.78%(0.057843)は、ガスケット問題のため区間55,000~60,000マイルで故障しました
  • ウォーターポンプの12.35%(0.123457)は、いずれかの理由のため区間50,000~60,000マイルで故障しました

生存確率~多重故障モード分析(ターンブル推定法)

生存確率とは、製品が特定時間まで正常に機能する確率を指します。生存確率を使用して以下を行います。
  • 製品が信頼性要件を満たすかどうかを判断する
  • 複数の製品設計の信頼性を比較する

出力例

変数の開始:開始  終了: 終了
度数: 度数
故障モード: 故障 = ベアリング

生存確率表




95.0%正規信頼区間
時間生存確率標準誤差下限上限
500000.9393940.02937040.8818290.996959
600000.8422150.04587490.7523020.932128
700000.7047110.05874510.5895720.819849
800000.5962940.06425320.4703600.722228
900000.5385870.06611090.4090120.668162
変数の開始:開始  終了: 終了
度数: 度数
故障モード: 故障 = ガスケット

生存確率表




95.0%正規信頼区間
時間生存確率標準誤差下限上限
300000.9629630.02098360.9218361.00000
400000.9012350.03314960.8362620.96621
500000.8098050.04427520.7230270.89658
600000.7519620.04966850.6546130.84931
700000.7006920.05439200.5940850.80730
800000.6606520.05818780.5466060.77470
900000.6166080.06208610.4949220.73829
変数の開始:開始  終了: 終了
度数: 度数
故障モード: 故障 = ベアリング, ガスケット

生存確率表




95.0%正規信頼区間
時間生存確率標準誤差下限上限
300000.9629630.02098360.9218361.00000
400000.9012350.03314960.8362620.96621
500000.7654320.04708090.6731550.85771
600000.6419750.05326880.5375700.74638
700000.5061730.05555130.3972940.61505
800000.4074070.05459460.3004040.51441
900000.3456790.05284320.2421080.44925

解釈

ウォーターポンプデータの各故障モードの生存確率は、次のとおりです。
  • ウォーターポンプの84%(0.842215)は、ベアリング故障なしで少なくとも60,000マイルまで正常に機能しました。
  • ウォーターポンプの75%(0.751962)は、ガスケット故障なしで少なくとも60,000マイルまで正常に機能しました。
  • ウォーターポンプの64%(0.641975)は、両方の故障モードで少なくとも60,000マイルまで正常に機能しました。

ウォーターポンプの信頼性向上に最大の影響を与えるには、技師はガスケットの改善に集中する必要があります。