推定試験計画のデータを入力する

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計画情報を使用して、指定した精度で百分位数または信頼性を推定するために必要な試験単位数を決定します。計画する情報は、計画の詳細、専門家の意見、小規模な予備実験などの情報に由来します。

推定試験のために収集するデータには、打ち切りまたは打ち切りなしの2種類があります。定時打ち切り試験計画または故障打ち切り試験計画を使用すると、多くの場合、最小限の試験コストで正確な結果を得ることができます。詳細は、打ち切りデータを参照してください。

  1. 推定されるパラメータで、決定内容を示すオプションを選択します。
    • 次のパーセントに対する百分位数一定割合のユニットが故障する時間を推定します。この値は、製品の保証期間を決定するのに役立ちます。0~100の値を入力して故障するユニットの割合(%)を指定します。n番目の百分位数の場合、n番目より下位の観測値の割合はn%で、n番目より上位の観測値の割合は(100 - n)%となります。異なる分布のパラメータに対応するパーセント値を確認するには、パラメータを推定するために必要なサンプルサイズを決定するを参照してください。
    • 次の時間での信頼性特定の時間で正常に機能するユニットの割合を推定します。この値は、保証期間中に正常に機能するユニット数の推定に役立ちます。時間は、時間数などの標準的な時間測度、またはサイクル数、重量単位など特定の使用量を示す他の測度となります。
  2. 信頼区間の境界から推定値までの距離で、検定で定義する精度を示します。
    1. ドロップダウンリストから、信頼性の推定値から信頼区間(CI)の下限または上限までの距離として精度を指定するかどうかを選択します。多くの信頼性基準は最悪のケースシナリオで定義されているため、下限を選択するのが一般的です。
    2. 信頼限界から推定値までの最大距離を示す精度値を入力します。たとえば、故障時間分布の10番目の百分位数を推定して、下限が推定値を25時間以上下回らないようにする場合、下限を選択して、25と入力します。

    推定試験計画の精度は、推定するパラメータの信頼区間の幅に基づいています。信頼区間が幅広ければ、精度推定値は低くなりますが、検定に必要なユニット数は少なくなります。

  3. 次のうち2つの計画値を指定します。 たとえば、未知のパラメータの両方(尺度と形状、または尺度と位置)に計画値を指定できます。あるいは、2つの百分位数の計画値を指定でき、未知のパラメータの値を計算します。あるいは、パラメータと百分位数1つずつに計画値を指定できます。
    • 形状 (ワイブル) または尺度 (他の分布): 形状(ワイブル)または尺度(他の分布)を入力します。指数分布の場合、形状パラメータはないので、値を入力しないでください。尺度パラメータ(以下)のみ指定します。
    • 尺度 (ワイブルまたは指数) または位置 (他の分布): 尺度(ワイブルや指数)または位置(他の分布)を入力します。
    • 百分位数: 切り上げ値を示す百分位数を入力します。パーセントに、百分位数に関連するパーセント値を入力します。たとえば、40,000サイクルまでに5%のユニットが故障すると予測する場合、百分位数に「40000」、パーセントに「5」と入力します。
    • 百分位数: 切り上げ値を示す百分位数を入力します。パーセントに、百分位数に関連するパーセント値を入力します。たとえば、100,000サイクルまでに15%のユニットが故障すると予測する場合、百分位数に「100000」、パーセントに「15」と入力します。