推定試験計画の例

エンジニアが新型の断熱材を開発しています。下限から推定値までの距離が100、200、または300時間以内で、第10百分位数の推定に必要なサンプルサイズを決定するものとします。エンジニアは、小さなサンプルの信頼性試験を1,000時間行います。試験計画に次の情報を使用します。
  • 試験の最初の500時間で、サンプルの約12%が故障すると期待されます。
  • 1,000時間までに、サンプルの約20%が故障すると期待されます。
  • 断熱材の故障時間は、ワイブル分布に従います。
  1. 統計 > 信頼性/生存時間 > 試験計画 > 推定を選択します。
  2. 推定されるパラメータで、次のパーセントに対する百分位数を選択して、10と入力します。
  3. 信頼区間の境界から推定値までの距離から、下限を選択して、100 200 300と入力します。
  4. 仮定する分布から、ワイブルを選択します。
  5. 上の百分位数ボックスに、500と入力します。上のパーセントボックスに、12と入力します。
  6. 下の百分位数ボックスに、1000と入力します。下のパーセントボックスに、20と入力します。
  7. 右打ち切りをクリックします。定時打ち切りに、1000と入力します。
  8. 各ダイアログボックスでOKをクリックします。

結果を解釈する

サンプルサイズを計算するには、尺度が6464.18、形状が0.8037のワイブル分布を使用します。打ち切り時間が1,000時間で、片側信頼区間の目標信頼水準が95%の場合、各精度値に計算されるサンプルサイズは、次のとおりです。
  • 100時間以内の第10百分位数の下限を推定するには354ユニットを検定する必要があります。
  • 200時間以内の第10百分位数の下限を推定するには61ユニットを検定する必要があります。
  • 300時間以内の第10百分位数の下限を推定するには15ユニットを検定する必要があります。

各サンプルサイズは一番近い整数値に四捨五入されるため、実際の信頼水準は95%の目標信頼水準より若干高くなります。

タイプI右打ち切りデータ (単一打ち切り)
パラメータ推定値:10番目のパーセンタイル
計算された計画推定値 = 393.094
目標信頼水準= 95%
パラメータに下限を与える片側信頼区間に関する精度。
計画値
パーセント12、20のパーセンタイル値500、1000

計画分布

分布尺度形状
ワイブル6464.180.803708

試験計画

打ち切り時間精度サンプルサイズ実際の信頼水準
100010035495.0011
10002006195.0892
10003001595.1695