確率プロットは、分布概要プロットの右上隅にあります。
確率プロットを使用すると、選択した分布のデータに対する適合度を評価できます。点が適合線に従っている場合、その分布を使用してデータをモデル化できます。
プロット上の点は、ノンパラメトリック法に基づく推定百分位数です。ポインターをデータ点上に置くと、観測された故障時間と推定累積確率が表示されます。
直線は適合分布に基づいています。ポインターを適合線上に置くと、各種パーセントの百分位数表が表示されます。
Anderson-Darling(adj)統計量は、分布の適合度を測定します。実質的に、Anderson-Darling値が小さいほど、その分布がデータにうまくあてはまることを示しています。しかし、わずかな差がある場合、意味を持ちません。また、異なる分布で計算した値は直接比較できない場合があります。そのため、確率プロットとその他の情報も使用して分布の適合度を評価することをお勧めします。
別の推定法(最小二乗(LSXY)法)を使用する場合、ピアソン相関係数が計算されます。相関係数は、1以下の正の数です。この値が大きいほど、その分布がデータにうまくあてはまることを示しています。
エンジン巻揚部品データの確率プロット上で、両方の変数の適合線は対数正規分布に基づいています。
各変数について、データは適合線に従っているように見えます。このため、対数正規分布はデータのモデルに適切な分布であることがわかります。