ハザード関数 - 分布概要プロット(任意打ち切り)のパラメトリック分析

ハザード関数は、分布概要プロットの右下隅にあります。

ハザード関数では、品目が正常に機能した時間の関数として故障尤度(特定時間tの短期的な故障率)が図示されます。ハザードプロットには、時間の経過に伴う故障率の傾向が示されます。品目の故障率が減少、一定、増加のいずれの傾向を示すかを調べたい場合があります。これらのパターンを次のように解釈できます。

  • 減少: 品目が故障する確率は、時間の経過とともに減少します。一般的に、減少するハザードは、故障が製品寿命の初期に発生することを示します。
  • 一定: 品目が一定の率で故障します。一定のハザードは故障がランダムに発生する場合に、一般的に製品の「耐用年数」内に発生することを示します。
  • 増加: 品目が故障する確率が、時間の経過とともに増加します。一般的に、増加するハザードは、摩耗の場合のように製品寿命の後期に発生します。

ハザード関数の形状は、データと分析に選択した分布に基づいて決定されます。ポインターをハザード曲線上に置くと、故障時間とハザード率の表が表示されます。

出力例

解釈

このデータの場合、ハザード関数は、形状 = 5.76770で、尺度 = 82733.7のワイブル分布に基づいています。このハザードプロットでは、ハザード率が時間の経過とともに増加し、新しいマフラーの故障する確率が、時間の経過とともに増加することを示します。