個別の適合値の確率プロットでは、回帰モデルの適合度は評価されませんが、加速変数の各水準でのデータの分布が評価されます。個別の適合値に基づいた加速変数の各水準での確率プロットを使用して、次の確認を行います。
- 加速変数の各水準での分布が適切かどうか
- 加速変数の各水準における等形状パラメータ(ワイブル分布または指数分布)あるいは等尺度パラメータ(その他の分布)の仮定が適切かどうか
適合線は、選択した分布を加速変数の各水準に個別に適合させることにより決定されます。
- 直線がほぼ平行である場合、それらの分布は等形状パラメータ(ワイブル分布または指数分布)あるいは等尺度パラメータ(その他の分布)を有していると適切に仮定できます。
- プロットされた点が各適合線に緊密に従っている場合、分布はデータにうまく適合しています。
解釈
電子装置データについて言えば、ワイブル分布を加速変数の各水準に個別に適合させることにより、適合線は決定されます。プロットされた点は各適合線に緊密に従い、適合線はほぼ平行であるため、分布および等形状パラメータ仮説は適切です。