Minitabが非線形回帰を実行するのに使用する予想関数を指定する必要があります。どの関数を選択するかは、応答曲線の形、またはシステムにおける物理および化学的な属性の作用についての予備知識に基づいて決定します。起こり得る非線形形状としては、凹、凸、指数的な増加または減少、シグモイド(S)、漸近曲線などがあります。予備知識での要求事項と、非線形回帰の仮定の両方を満たす関数を指定する必要があります。
| 許容されないパラメータ | 例 | 結果 |
|---|---|---|
| K1, K2, K3…などの定数名 | 1/(1 + K1 * X) | K1は、パラメーターではなく数値の役割を果たすので、K1の値は固定値です。 |
| C1, C2, C3…などの列名 | 1/(1 + C1 * X) | C1は、パラメーターではなく数値の役割を果たします。 |
| +, /, and *などの数学的パラメーター | 1/(1 + B+ * X) | この記号により不適切な関数が作成されます。 |
以下は、予想関数カタログにある指定可能な関数の例です。Thetasはパラメータを表し、Xは予測変数を表します。Xは変数名に置き換えます。新しい関数を使用して非線形回帰を実行するたびに、その関数は自動的にカタログに追加されます。
| 予想関数 | モデル名 | モデルに含まれるもの |
|---|---|---|
| 1 / (1 + Theta *X ) | 凸1 | 1つのパラメータと1つの予測変数 |
| Theta1* X / ( Theta2 + X ) | ミカエリス-メンテン(Michaelis-Menten) | 2つのパラメータと1つの予測変数 |
| Theta1 * cos ( X + Theta4 ) + Theta2 * cos ( 2 * X + Theta4 ) + Theta3 | フーリエ1 | 4つのパラメータと1つの予測変数 |
| Theta1 - Theta2 * ( ln ( X1 + Theta3 ) - ln ( X2 ) ) | ネルンストの式 | 3つのパラメータと2つの予測変数 |
| X1 * X2 / ( Theta1 + Theta2 * X1 + Theta3 * X1 * X2 + Theta4 * X1 * X3 ) | 酵素反応 | 4つのパラメータと3つの予測変数 |