応答変数を変換する場合

変換が必要になるのは、残差が不均一分散、または非正規性を呈している場合です。

変換は、モデルが有意な不適合度を示している場合にも役立ちます。これは応答曲面実験の分析で特に重要となります。たとえば、すべての有意な交互作用と2次項をモデルに含めた結果、不適合検定でより高次の項の必要性が示唆されたとします。変換を使用すると、不適合度を取り除くことができます。

変換で問題が解決されれば、より複雑な他の分析を採用するかわりに回帰分析を使用できます。作成した実験データに関する回帰または分析用のヘルプでは、各問題に適した変換に関する解説が用意されています。

Box-Cox変換は、最も一般的に使用される分散安定化変換です。
未変換データ

このグラフでは、残差が不均一分散を呈しています。

変換データ

このグラフは、分散安定化変換後の残差を示しています。適合値のスケール(X軸)が変化して分散が一定になっています。

応答変数を変換する

平方根、対数、検出力、逆数、アークサインなど多くの関数を使用して、データを変換できます。

  • これらの変換を直接ワークシートのデータに適用するには、Minitabの計算機を使用します。
  • Box-Cox変換を実行するには、分析を開始してオプションをクリックします。
  • Box-Cox変換の下で、Minitabに最適なラムダを決定させるか、必要なラムダを入力します。