ボックスーコックス変換では、以下に示す通り、二乗値の残差合計を最小化するλ値が選択されます。出力される変換は、λ ≠ 0の場合にYλ、およびλ = 0の場合にln(Y)です。λ < 0の場合に、変換済み応答に−1を掛けて、変換されていない応答の順序を維持します。
−2~2の範囲で最適値が検索されます。値がこの区間外になった場合、適合性が低下することがあります。
以下は一般的な変換方法です(Y′はデータYの変換データ)。
ラムダ(λ)値 | 変換 |
---|---|
λ = 2 | Y′ = Y 2 |
λ = 0.5 | Y′ = |
λ = 0 | Y′ = ln(Y ) |
λ = −0.5 | |
λ = −1 | Y′ = −1 / Y |
バッチ*時間の交互作用が有意な場合、分析は最初のモデルに適合します。この交互作用が有意ではないものの、2番目のモデルでバッチの項が有意な場合、分析は2番目のモデルに適合します。そうでない場合は、分析は3番目のモデルに適合します。
検定統計量は以下になります。用語 | 説明 |
---|---|
MS | 平均平方 |
MSE | 誤差の平均平方 |
F(x) | xにおいて評価される所定のF分布の累積分布関数 |
1. Chow, S.(2007)、Statistical Design and Analysis of Stability Studies
2. アメリカ合衆国保健福祉省食品医薬品局(2004)、Guidance for Industry, Q1E Evaluation of Stability Data